まさひとです。こんにちは。
毎日寒いですね。年末も年始も私は、仕事とか家事とか挨拶回りにお葬式まで入ってバタバタと忙しく、しかし体調もずっと冴えなくて風邪っぽいままでいます。
いや、まあ。ずっと私は静岡県内だけで生活してきた訳で、北日本とか北陸などの豪雪地帯で生活している人の感覚からすると、これくらいで寒いとか文句を言うなんて良くないのかも知れませんが。静岡県は比較的温かいところだと言っても、だからこそかな、もともと静岡県の住宅は、断熱をあんまり重視していない物件が多いですから。という訳で、冬になると静岡県の住宅内の温度は、北日本の住宅内の温度よりも、たぶん寒いです。暖房が無いと、家の中でもコートを着て手袋をするくらい。
さて、昨年末の12/25ですが。私は所属会のKさんMさんと3人で、静岡市内にある青笹山(あおざさやま、または単に「青笹」 1550m)へ登りました。
元々の計画では、清水区内の大平から往復するつもりでした。しかし、どうにも私の体調が悪かったのです。それで、朝集まった時に相談して、急遽、静岡側の葵高原から青笹へ登ろうと決まりました。清水区の大平から登ると、どうしても標高差が1000メートル近くありますが、静岡側の葵高原から登るのなら、標高差は650メートルほどで済みますし、ルートも幾つかありますから。
先輩は、もうずっと前にブログをアップしています。
葵高原からスタートが7:40ぐらいで、幾つかルートがありますが、私の体調が悪いのでとりあえず真っ直ぐ頂上へ登りました。
なかなか素敵な森が広がっています。この写真のあたりに氷室がありますが、こんな時期だから中は空でした。
ずっと登って行くと、写真の真ん中あたりですが山が白くなっていて、霧氷(むひょう)でした。ほんのちょっとはともかく、これほどに大規模な霧氷を見るのは私も初めてでした。先輩たちが、山の上に霧がかかっていると気にしていましたが、こういう訳でした。
主稜線に近い、標高だと1450mを越えるあたりかな?ぐらいから山の広い範囲で霧氷が付いています。
光が当たると、こんなふうになります。キラキラ輝いています。
水分を多く含んだ空気が、零度以下に冷えている山へ続けて当たると、山の樹木の風上側に結露して凍りつく、という理解で正しいのかな?過冷却というらしいです。当日は、稜線の安倍川の側だけ、私たちの登って来た側にだけ霧氷が付いています。
私のコメントよりも、写真の方がずっと価値があると思いました。
もともとは、眺望を期待して青笹へきましたが。時々雲が切れるぐらいで、眺望としては期待外れになりました。まあ、仕方ない。
うむ。何もコメントはありません。
もう一枚。
頂上には10:40ぐらいの到着でした。景色は素晴らしいけれど、体調が冴えなくて、しかも風が冷たいです。
風が吹くたびに木々から、ザザーっと、ババーっと、氷が飛ばされていきます。まるで桜の花が散るようでした。
何というか、コメントの書きようもありません。
うむ。
もう一枚。
さらに一枚。
静岡市内の標高1500mだとは思えない景色です。
さて。寒いし、風が冷たいし、体調が冴えないので直ぐに下ります。頂上から稜線を北へ向かって進みます。
11:35ぐらいに細島峠へ到着です。この先にある地蔵峠から登り下りするほうが一般的だろうと思いますが、私の体力を考えて、もうここ細島峠から駐車場があるほうへ下ります。ここから清水の側へ下るルートも、それなりに踏まれているみたいで、いつか私も行ってみたいです。
という訳で私はおそらく初めて、細島峠から葵高原の駐車場まで戻りましたが。この、細島峠から葵高原まで下るルートは岩がちなガラガラで、私は完全にバテていました。しかしふたりの先輩は今回もルートの整備をしながら下っていて、しかも私より早くてずっと元気そうでした。
駐車場には13:10ぐらいに到着していますが、けっこう疲れました。あとは「うつろぎ」に寄り道して、温かい天おろし蕎麦を頂き、山葵漬けを買って帰りました。
以下は、感想ですが。
私は、スキーもスケートもスノーボードもそり遊びも、ほぼ全くやった事がありません。行きたいと思った事もありません。
そして、所属会の方々は毎年冬になると、あちこち雪の山へ登りに行っていますが。私にはアイゼンやピッケルとか雪の山で使う道具は無いですし、道具は借りるとしても、そもそも雪の山で使う前提の専用の靴がありません。行く予定もありませんし、道具を買う予定もありません。現状の私には、海外旅行とか高級車と同じく、縁のない世界だと思っています。
だけど、そんな私が見ても、このたびの青笹ですが、霧氷はとびっきり素敵でした。寒い時期に高い山って、私は、ほぼ全く登った事が無いけれど。これはこれで、素敵な世界だなと思いました。
今すぐに、とは、とても言えないけれど。状況が許す範囲で、お金と時間がかからないなら、寒い時期にちょっとだけ高い山に登るのも、ひょっとしたら良いんじゃないかと、本日の青笹の霧氷を見てきて、こんな私も思いました。体調はイマイチだったけど、素晴らしく綺麗で、楽しかった。