8/11に、八紘嶺へ登りました。

まさひとです。こんにちは。

 

 

 

八月も終わって九月になりましたが、毎日暑いです。仕事もそこそこ忙しいし。やりたいことや、やらなくちゃいけないことも、色々と溜まっていますが。まあ、焦っても仕方ないです。出来る範囲で出来る事を、ひとつづつ、やり繰りしていくだけです。

 

台風21号の進路とか、私だって気になりますが。台風に限らずこういった、私が頑張ってもどうにもならないことは、とにかく注意を絶やさずにしようよと、あとはなるべく上手くいくように願っていますと、そう言うより他に無いのかなあと思っています。

 

 

 

さて、8/11から私の勤務先も夏休みでした。夏休みの初日の8/11が山の日であり、またこのあとは他の用事が多いので山登りに行けそうにないため、なるべく8/11にどこかへ山登りに行こうと考えて、所属会の先輩に相談していました。

 

とはいえ仕事も毎日忙しいですし、このところ強烈に暑くて疲れも溜まっていました。天気もイマイチよく分からなくて、ギリギリになって中止するかも知れませんでした。

 

そんなこんなで今回は静岡市内の、安倍川の奥にある八紘嶺(はっこうれい 1917.9m)に行きました。ここへ決めたポイントを幾つか挙げておきます。

 

①八紘嶺だったら場所が近くて、ちょっとぐらいスタートが遅くても問題ないこと。

②既に登ったことがあり、またきっと登るから、途中で打ち切っても構わないこと。

③とはいえ、そこそこ久しぶりだから、新鮮さもあること。

④終わってから温泉は外せない。

 

 

 

当日のGPS記録はこちらです。

八紘嶺〜安倍峠 - 2018年08月11日 [登山・山行記録] - ヤマレコ

直前に、いつも相談しているK先輩が一緒に行けなくなってしまいました。だから今回はTさんと私のふたりです。 

 

 

 

では、写真を見ていきましょう。

 

 

 

静岡市内のコンビニに集合して、移動します。梅ヶ島温泉の奥にある登山口には8時ちょっと前に着きました。天気が心配です。とにかく八紘嶺の頂上まで登って、そのあとは時間や体調とか天候しだいでまた考えましょう。

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スタートしてみると、木々の緑が鮮やかで素敵です。とはいえガスが濃くて眺望は無理そうです。

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地面が全体に濡れていて、おそらく昨夜~今朝に、それなりの雨が降ったようでした。虫もほとんど飛んでいなくて。雨のあと、虫は羽根が乾くまでは飛ばないのかも。特に夏はアブとかブユなど虫が多くて、仕方ないとはいえ、わずらわしいです。

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時々雲が切れて、ちょっと遠くが見える瞬間もありました。

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ガスが出てくると、10時でも暗くなって、不安になるぐらいでした。

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まだ8/11なのに、もう咲いているトリカブトがありました。ううむ、早いなあ。

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安倍川沿いの山々は、どこも杉や檜の植林地ばっかりで、季節感も眺望もへったくれも無いところが延々と続きがちなのですが。ここは自然林が多くて、ちょっと意外でした。

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これは頂上の手前にあるピークへ登るところです。ここからは条件が良いと遠くまで見えるのですが、残念、ほとんど見えませんね。この辺りで私たちは、この日はじめて他の登山者に遇いました。

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この登山者は、今朝いちばんのバスで梅ヶ島温泉に入って、梅ヶ島温泉から登ってきたのだとか。びっくりしていると、今日中に七面山まで縦走するそうで、さらにびっくりでした。トレラン、だと思います。

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11時に頂上へ到着しました。残念ですがガスガスで眺望は何もありません。さっき私たちを追い抜いていったトレランっぽい男性も、頂上で休憩していました。頂上では、もうひとりの男性を見かけていまして。そちらは半そでに半ズボンで、荷物も少なくて。山登りというよりも、温泉へ来たみたいな印象でした。

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11時半に頂上から下りていけば、まずまず問題なく下山できるはずです。時間と天候と体調をみて、安倍峠に寄り道するかどうか考えるとしましょう。

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やっぱりガスが出てきました。ルートがはっきりしているところなら、それほど問題ないのですが。ルートがあいまいで、やや広がっている地形のところでガスが出てくると、どこが何だか分からなくなって怖いです。

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富士見台まで下りましたが、やっぱり富士山は見えないままでした。まあ、仕方ない。また来ます。

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分岐点まで下りてきて、相談して。時間も天気も体調も何とかなりそうだし、では、安倍峠にも行ってみようと決まりました。分岐点から安倍峠までの間も、過去に来たことはあるのですが。さて、こんなところだったのかなあ。

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ずっと下って、いったん林道へ出ます。林道沿いには駐車スペースとトイレもあります。私たちが車を置いてきた、手前の駐車場からではなく、こっちの奥にある駐車場&トイレの側から、八紘嶺を往復するひともいるだろうと思います。

 

林道を歩いて、安倍峠に到着です。こっちの方も、何だかずいぶんと記憶の印象とは違っていまして。そういう意味では、こっちまでちょっぴり頑張って来て良かったです。

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安倍峠から沢沿いに下っていきます。あんまり一般に知られていませんが、安倍峠はもっとずっと人気が出ても良いと思います。春も夏も秋も素敵なところです。冬に私は来たことがありませんが、冬だって素敵だろうと思います。

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水の流れが素敵です。この写真のすぐ反対の側から、私たちは林道へと戻りました。

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そのまま林道を歩いて、私たちは駐車場まで戻りました。

 

あとは黄金の湯に寄り道して解散しています。帰り道では、強い雨でヒヤヒヤしました。

黄金の湯【静岡】公式ホームページ|梅ヶ島の日帰り温泉

 

 

 

以下は感想です。

 

 

 

今回は久しぶりに八紘嶺へ登りましたが、以前に登った時は、もっとずっときつい登りだったような印象がありました。

 

ここ静岡県内だったら、例えば山伏とか毛無山が、一般向けのうち割りときつめの山なのですが。今になって登ってみると、山伏でも毛無山でも、もちろん楽じゃないとはいえ、登って登れない山ではないなと思います。

 

 

 

体力とか技術が、はるか昔に登ったころと少し違うのかも知れませんが。自分自身に感じる違いと言うと。この山だったら標高差は全体だとこれくらいで、距離が全体だとこれくらいで。そのうち、今、標高差は幾つまで来ていて、距離は幾つまで来ていますよと。だから後はこのくらいですよと、はっきり把握できるようになりました。

 

はるか昔は、まだまだ延々と続くような気がしていたのですが。今だと、残りはこれぐらいだって、定量化して把握できるようになりまして。おそらくここの違いが、負担の差になっているのかなと、そんな気がします。

 

 

 

ただただ頑張るばっかりでは、どうにも疲れて緊張しきれなくなってしまうけれど。「今はここまで終わっていて、残りはこのくらいかかって、楽じゃないけど出来ますよ」と分かっているなら、まあ、頑張るかなと思います。

 

これはたぶん、山登りに限らない話なのでしょうが。

5/6に、愛鷹山へ登りました。

まさひとです。こんにちは。

 

 

 

前回のブログ更新からあと、台風12号による西日本の豪雨災害があり、また、台風13号もありました。今年もあちこち災害が多いなあと思います。雨の降り方も、この暑さも、せめてもうちょっと、ほどほどにならないものか、 って思います。

 

この暑さで毎日のように、熱中症で倒れたひとのニュースが続いていて。いいかげんに高校野球とか、ドームで開催した方が良いだろう、とも思います。

 

 

 

さて。今回は、もうずっと前に登ってきた愛鷹山(あしたかやま 1187m)の記録です。場所は静岡県の東部で、沼津インターが近いです。

 

今年もゴールデンウィークには、お茶刈りとか身内の用事があり、それほど余裕ありませんでした。とはいえ連休ですから、一度くらいは山登りにも行きたいのです。だから相談したところ5/6に日帰りだったら、みんな、何とかなりそうでした。

 

で。5/6なら、新緑が鮮やかで花々も咲いていそうな、ここへ行こうと決まりました。場所も近くだし、距離も標高差もほどほどだし、温泉もあるから。

 

 

 

一緒に行った先輩は、もうずっと前にブログをアップしています。

静岡の山と渓 愛鷹山 馬場平

 

当日のGPS記録はこちらです。 

愛鷹山&馬場平 - 2018年05月06日 [登山・山行記録] - ヤマレコ

 

温泉は近くに幾つかあります。私たちは終わってから、ホテルニューウェルサンピア沼津で温泉に入るつもりでしたが。時間と天気が厳しくなったので、取りやめています。

沼津のホテル、天然温泉、ニューウェルサンピア沼津

 

 

 

では、写真を見て行きましょう。

 

 

 

8時ぐらいに、いつもの水神さん前の駐車場へ集合です。すっごく久しぶりに私たちはEくん一家と会うことができて、ちょっと感激しました。元気そうでなによりです。

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位牌岳の登山口まで来ました。ここでEくん一家とはお別れです。今すぐには難しいとしても、また、いつか一緒に山登りができたら良いな。

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水神さんから1時間ほど林道を歩いて、今回の私たちは柳沢橋から山登りをスタートです。いきなり急な登りが続きます。

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ここなどは水が流れていて、平らなところもあります。テント泊向きですね。

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尾根を乗り越えて、トラバースして、沢を幾つも横切っていきます。新緑が綺麗でした。ツツジとか色々な花も咲いていました。

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この辺りはルートがはっきりしなくって、あちこちに踏み跡がついています。私たちは沢の中を詰めていきました。

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稜線の鞍部まで登り詰めました。遠くに南アルプスが見えます。

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標高はそんなに高くないけれど、見晴らしが良くて気持ちいいところです。自然林が広いから、春や秋にもオススメですね。冬はこの辺りの山々だと、標高は1000mより低くても雪の備えが要ると思います。

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私と3人は愛鷹山の頂上へ登ります。他の3人は、さっきの鞍部で待っています。頂上からは富士山も見えました。

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愛鷹山の頂上のすぐ下ですが、愛鷹明神があります。お参りして、安全を願ってきました。

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いったん鞍部まで下りてから、今度は7人全員で馬場の平へと登り返します。12時を過ぎるぐらいから、この辺りは急に天気が崩れてきました。ううむ、どうしたものかなあ。

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とにかく馬場の平までは登りました。時間も予定より遅れていて、さらに天気がこれだけ崩れてきました。この先をどうするか相談して、結局、ここ馬場の平で引き返そうと話がまとまりました。

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天気がぐんぐんと悪くなってきました。市街地は晴れていて、山のこの辺りだけなのでしょうが。こうなるといつ雨が降り出してもおかしくないです。

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登って来たルートを、また下ります。林道まで出てしまえば、あとは雨が降ってきても何とかなるだろう。

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柳沢橋まで戻ってきました。やれやれ、どうなるかと思いました。まあ、予定とは違ってしまったけれど、これはこれで楽しい山登りになったと思います。

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柳沢橋から、あとは登って来た林道を歩いて、水神さんの駐車場まで戻っても良かったのですが。おそらくここから水神さんまでの山の中にもルートがあるはずだ、と私は思いました。

 

林道を僅かに戻ると、一服峠から伸びている尾根の上のルートがあります。こっちの登山口の反対側に、おそらく水神さんへと続くルートがありました。直前に整備されたらしく、まずまず信用できそうでした。

 

相談して、ちょっと歩いてみて。では、こっちに行ってみようと決まりました。この新しく整備されたルートは、沢沿いにぐんぐんと下って行きました。

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この新しいルートですが、けっこう下ってから沢から離れて、トラバースしていきました。そして、おそらく元々の、尾根通しに付いていたルートと合流します。合流点には、この石碑が設置されていました。

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あとは尾根通しにルートを下っていって、水神さんからちょっと離れた三差路のゲート前に下りてきました。ゲートからは舗装された道路を歩いて、水神さんの駐車場まで戻って、そこで解散しました。

 

 

 

以下は、感想です。 

 

 

 

今回の私たちが歩いたルートは、まあまあ、それなりに整備されています。整備されていますが、しかし歩く時には、なるべく地図を読みながら、さらにGPSがあるのなら活用する方が良いです。

 

ルートそのものに危険と言うほどの箇所は、まあ、無いけれど。こういう里に近くて標高が低めな山々には、どうしてもあちこちに農作業や林業とか電波の中継塔などなど色々な踏みあとが付いているものだから。いったん道に迷うと、ちょっと、手に負えないのです。

 

 

 

有名な山とか、大人数だったりすると、遭難や事故は大きく報道されがちですが。そういう大きく報道されるような遭難や事故よりも、実際には些細な、道迷いとか、バテて動けなくなったとか、そういう遭難や事故が多いのです。特に報道にもなりませんが。

 

だから、山登りに行くのだったら、出来るだけ地図を読みながら行動する方が良いですし。状況が許すのなら、GPSだって使う方が良いです。

 

GPSがあれば地図なんて要らない、という意見もあるみたいですが。今進んでいるルートが正しいのか間違っているのか?このあとどういう展開が待っているのか?全体で距離や標高差がどれくらいなのか?もしルートを間違えるとしたらどのポイントなのか?こういう色々にGPSそのものは答えてくれません。

 

 

 

そして、山の中で地図を読む習慣があると、おそらくここに踏み跡はあるはずだ、と感じるようになります。柳沢橋から水神さんまでの山のルートなどです。

 

林道が通じてしまうと、一般的な傾向として、みんなそっちの林道を歩きがちですが。林道が通じるまでのルートは、尾根の上を歩いていることが多いです。もちろん岩やガレとかザレがあって、迂回していることも多いですが。だいたいは、尾根の上を歩いていることが多いです。

 

 

 

山の中で歩きながら地図を読むことは、安全のためでもありますが。基本は楽しむためですよと、地図を見ながら歩くことで、発見できる楽しみもあるのですよ、と私は思います。