まさひとです。こんにちは!
3/21の春分の日に、私は所属会の先輩と二人で、静岡市内にある見月山(みつきやま 1047m)へ登りました。見月山は、山登りとしてあんまり重視されていない所ですが、実際に登ってみると、思っていたよりも大変な山だったし、寒さも厳しかったけれど、色々と気付く事の多い一日でした。
さてさて、先ずはルートと時間です。最初に私たちは相渕のバス停まで車で行って、7:17発のバスに乗りました。大河内学校前でバスを降りて、見月茶屋の横から7:30にスタートしています。
見月茶屋から山頂まで標高差にして850mほどありますが、ずっと急な傾斜をひたすら登っていき、山頂には10:30に到着しています。
以下、1/25000の地図にある表記です。山頂を11:08に出発して、私たちは稜線を南へと下って行きました。901m地点を11:30に通過し、972m地点が11:50で、934m地点は12:20の到着でした。904m地点が大條山ですが、12:55に到着しています。あとは549m地点を13:45に、相渕の集落の上にひろがる茶畑へ到着が14:40でした。相渕の集落から吊り橋を渡って、車には15:00にゴールしています。
次に、今回のコースで注意の要るポイントです。904mの大條山から南へ下った先にある、標高にして840mぐらいの場所で、尾根がちょっと広がってから二つに別れていきます。この、尾根が二つに別れていく場所が、うっかりしていると気が付かず、真っ直ぐ伸びる方の尾根へと進んでしまいそうになります。
真っ直ぐ伸びる方の尾根も、それはそれでルートなので、ちゃんと下まで続くのですが。相渕へ向かうなら、稜線の一段下がったあたりから派生している、目立たない方の尾根へと進まなければいけません。いちおう分岐の表示は出ていますが、ここは稜線が広がっているので、見落としやすい気がします。
たまたま今回は私たちの一人が、広がっている稜線の一番高いところを進んでいて、分岐の表示に気が付きました。まさかここで稜線が二つの尾根に別れているとは、私たちも最初分からなくて。
変なルートがあるけれど、相渕って書いてあるし、とりあえず行ってみてから、はじめて置かれている状況が分かりました。危なかったかも。
あとは、感想です。見月山は、人里に近くて標高もそんなに高くありません。だから、山のあちこちに植林を作業するための道とか、他にも、お茶や送電線などを作業するための道だとか、生活の道があります。
何が言いたいかっていうと、けっこう道に迷いやすい山なのですよ、こういうところは!見月山に限りませんが、そこまで手間暇かけて充分に、登山道を整備し続けている山じゃありません。もちろんテープや標識は一通り出ているし、きちんと地図やコンパスを使いながら経験者と一緒に行くのなら、仮にルートを間違えても早い段階で気が付くから、まず大丈夫です。
しかしながら。地図もコンパスも無く山の概念が把握できて無いままで、ごく一般の人たちだけが登っても構わないところなのかと訊かれたら、それはね、やっぱり違う訳です。
どうしても山の遭難というと、何か特別に危険な山で起こる話みたいな受け取られ方をされがちですが。実は、こういう人里に近くて標高が高くない山でも、作業の道が多くて地形が複雑だったりすれば、道に迷いやすくなってしまうし。また登る側だって、どこかで舐めている気持ちがあると、地図とコンパスが無いとか、雨具やヘッドライトを持ってこないとか、遅い時間からスタートとか、油断が出てくるのでしょう。
この見月山でも、過去には遭難者が出ていまして。今日この先輩から詳しい内容を聞く事が出来て、色々と思う点がありました。
まあ、でも。消費税のアップ目前で、最近ずっと仕事が忙しかったけれど、楽しかった。仕事に限りませんが、山登りしてお蕎麦を食べてくると、また頑張ろうって気持になります。
せめて一月に一度は山登りに行きたいなあ。私にとっては、何よりも贅沢な時間だから。という訳で、お金も時間も体力も技術も少ない私なのですが、山の先輩方へ、どうか宜しくお願いします。