危険な山登りって?

昨年の富士山の遭難者、過去最多に…5割増で106人

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140201-00000529-san-soci

産経新聞2014年2月1日(土)11時42分配信

 

 

 各地で山の事故、12人死亡…不明者捜索も続く

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140507-00050052-yom-soci

読売新聞2014年5月7日(水)11時57分配信

 

 

 

以下は、これらの記事を読んで、色々と思った事ですが。

 

 

 

まず。富士山とか、一般にも有名な山だからこうやって話題にもなるけれど。実際、山登りの事故とか遭難は、別に富士山とか標高が高く有名な山だけで起こっている訳じゃないです。標高の低い山でも、人里に近い山でも、転落や道に迷ったりするひとはいるし。いわゆるベテランでも、間違える時は間違えるから。

 

もちろん比較的に、危険な山と安全な山はあるけれど。それはあくまでも程度の話であって。比較的に安全な山だといっても、天候や体調など状況次第では危険になるのだから。山登りに出掛ける以上は、誰でもどの山でも、事故とか遭難は起こりうるし、実際に起きています。

 

 

 

この静岡市内で考えても、例えば竜爪山(りゅうそうざん)は家族連れ向けのハイキングコースとして一年中賑わっていますが。じゃあ安全な山なのかって考えたら、とりあえず現時点で私の知っている範囲でも3人行方不明のままで、近年は遭難が続いてます。

 

一連の遭難の原因は、きっと道に迷ったためだと思われますが。この竜爪山など人里に近い山は、林業や農作業とか送電線などで出入りする人も多いぶん、どうしてもあちこち道も多いので。間違って他の道に入ってしまう可能性は、他に道が全然無い山よりもずっと大きいです。道を間違えても、気が付いたところからまた登り返してくれれば良いのですが、無理にトラバースしたり沢を下ったりして、進退に極まったのではないかと想像します。

 

 

 

もちろん富士登山について、現状が、色々と問題の多い事は私も理解しています。でもでも、あんまりニュースに挙がらないからといって、他の事故や遭難がどうでもいい訳じゃあないし。

 

それに、冬に富士山とか登るなんて、山登りが好きだという中でも、かなり特殊な人たちだけだから。基本的に、そういう話はそういう人たちで決めて下さい。

 

 

 

だから。やっぱり山登りに行く基本の話を、ここで繰り返しておきます。

 

富士山とか標高が高く有名な山でも、逆に無名で標高の低い山でも、山登りに出掛けるのなら、必ず予備の水と食料は持って行きましょう。ヘッドライトも、晴れていても雨具も持って行きましょう。服は、ジーンズとか綿の素材だと、もし濡れたら冷たくて全然乾かないし動きにくいから避けましょう。

 

また。登山計画書として、誰とどこの山へどういうルートから登るのか、紙に書き出して、家族に分かるところへ貼りだしてから、出発する方が良いです。

 

 

 

最後に付け加えておくと。出来れば地図が読めると、山登りは目盛りひとつぶん安全になります。私自身、地図読みは非常に関心があり、どこへ行っても必ず地図を見ながら山登りしています。実際楽しいし。

 

もし地図読みをレベルアップしたいなら、とりあえず私でも、出来る範囲で協力しますから。声をかけて下さい。