まさひとです。こんにちは。
今年のゴールデンウィークは、いかがだったのでしょうか。私は山登り以外ですと、奥さんの実家で4月末にお茶の刈り取りを、半日だけですが手伝ってきました。
手伝いというか、大切なお客様みたいな扱いで、かえって迷惑になっていないと良いのですが。農作業で使う機械はどれも、怪我をしたら簡単に指ぐらい飛んでしまうぐらいで、洒落にならないものばかりですし。しかし、こういう機械が使えない時代とか状況などでの農作業は、ちょっと私では想像も出来ないくらいの重労働だったのでしょうね。
さて。私は5/6に、所属会の先輩たち4人と箱根で山登りをしてきました。強羅駅から明星ヶ岳(みょうじょうがだけ 924m)へと登って、塔ノ峰(とうのみね 566m)まで稜線を歩き、阿弥陀寺を経て箱根湯本駅へと下りてきました。
当日は、ちょっと暑い気もしたぐらいで天気は安定していて風が気持ち良かったです。まだ虫もそれほど多くないから助かります。これから6月7月8月と季節が進んでいくと、とにかく暑くなって、うんざりするほど湿気が強くなって、更には虫が大発生しますから。まあ、もちろんそれが正常な姿なのでしょうけど、不愉快なものは不愉快ですし。
山は静かでしたが、上空では報道のヘリが一日中大混雑していました。箱根山の火山活動の取材でしょう。
では、さっそく写真を見ていきましょう。
当日は、朝の7時半ぐらいに箱根町役場で集合です。なぜかというと、このあと箱根湯本駅を8時に出る電車へ乗るためです。ゴールデンウィークに箱根湯本駅ですが、日曜日の朝早くでしたので、まだ、覚悟していたほどの混雑はありませんでした。箱根町役場の駐車場は一日停めて400円で、駅から少し離れていますが、私たちには大正解でした。
箱根湯本駅から強羅駅まで、箱根登山鉄道で移動です。私は電車に限らず乗り物が好きで、今回も箱根登山鉄道へ乗ってみたくて計画した面もあります。この写真は電車の中から撮りましたが、やっと念願の箱根登山鉄道へ乗る事が出来て、ワクワクです。
強羅駅には8:37着でした。この写真ですが、強羅駅からしばらく舗装されている道路を歩いて、明星ヶ岳の登山口に着いたところで撮りました。時刻は9:30ぐらいで、ここから先は、いわゆる山の中になります。
整備された登山道を1時間ぐらい黙々と登っていきますと、山の強羅側ですが、「大」の字に刈り払われているところへ出ました。ここは山頂のすぐ下ですが、毎年8月16日に避暑客の慰安とお盆の送り火を兼ねて大文字焼きが行われているところです。さすがに強羅などの町並みが良く見えます。
大文字焼きのところから、あとちょっとだけ登ると、この写真の稜線に辿り着きます。広く切り開かれた尾根の道です。私たちは、写真だと右下側の宮城野ルートから登ってきまして、このあとは右上に伸びている塔ノ峰ルートへと向かいます。
辿り着いた稜線を、塔ノ峰がある東側へほんのちょっと進むと、左手に見落としそうな小さな小さな丘があります。ここが明星ヶ岳の頂上で、松の木の下には御嶽大神の鳥居と祠がありました。11:00に到着でした。
この日はずっと、新緑が綺麗でした。
刈り払われた尾根通しの道をずっと下っていきます。途中で主稜線から離れて、南へ延びる枝尾根に向かいます。竹の中の道を下っていくと、この林道へ出ます。13:00の通過でした。
しばらく林道を歩きます。途中では藤の花が綺麗に咲いていました。
林道はずっと続くのですが、私たちはこの地点から、また山道へ入ります。13:15の通過でした。緩やかに登っていきます。
塔ノ峰の山頂すぐ手前まで登っていくと、小田原の市街や相模湾が見えてきました。
塔ノ峰は広い山頂の山ですが、山頂の北側一帯ではシャガが咲いていました。
塔ノ峰の、いわゆる山頂へと着きました。ここ塔ノ峰の山頂一帯には、街道を監視するための城というか砦があったそうです。しかしぐるっと見て回った範囲では、土塁も空堀も曲輪も何だか良く分かりませんでした。13:30の到着。
阿弥陀寺に着きました。花がいっぱい咲いていて、とっても綺麗でした。本堂も、こうやって山の中に建っていると、住宅街で窮屈そうに建っているお寺と比べると断然さまになっていて、良いです。っていうよりも、現代の住宅街でお寺を建てるのなら、もっと現代的なデザインを取り入れていかないと変だと感じます。
阿弥陀寺のリンクを貼っておきます。
阿弥陀寺から参道を下っていくと、塔の沢駅の近くへ出ます。
あとは舗装された道を歩いて、箱根町役場の駐車場まで戻って、今回の山登りは終了しました。この写真は箱根湯本駅で、午後に通過した際に撮りましたが、朝とは全く違っていて駅も街も大混雑していました。ゴールデンウィークの箱根湯本で駅前ですから、このぐらいの混雑が当たり前なのかなあ。過剰な人混みは苦手です。
あとは、今回の私の個人的な感想です。
当日の強羅駅ですが。電車を降りてきた私たちが山登りの準備をしていたところ、取材しているというひとに声を掛けられています。数日前から箱根山では火山活動が活発化していて、上空では報道ヘリが大混雑していました。そんなタイミングで、ちょうど箱根に山登りに来た人がいたので、試しに取材できるかどうか声を掛けてみたのでしょうか。
この取材ですが、時間が無かったので丁寧にお断りさせていただきました。とはいえ今になってみると、時間は本当に足りていなかったけれどメディアだって仕事なのだから、もうちょっと取材には協力しても良かった気もします。
しかし、いつも考えてしまうのですが。何か事件や事故が起きたとして、新聞やテレビなどのメディアが、当事者ではない通りすがりのひとの気持ちなどを尋ねる事に、いったいどういう意味があるのでしょう。
だから、もし仮に私が「箱根山の火山活動が活発化して、考えを聞いてまわっていますが、どうですか?」と尋ねられても、「色々と考えている事はありますが、私が何をどう考えたとしても現実の火山活動に意味がある訳ではありません」ぐらいの素っ気ない返事になった気がします。
火山活動に限らず、自然災害の発生そのものはどうしようも無いのだから。あくまでも私たちに出来る事は、まず状況を正確に知る事と、次は当事者の邪魔をしない事で、後は出来る範囲で募金など支援を続ける事なんじゃないかと思っています。
という訳で、5/6に私が注目したtweetを以下に3点ですが挙げておきます。
箱根山の噴火警戒レベル2になったのが初めて、という情報が取り上げられているので、あたかも今までで1番危ないように感じるかもしれませんが、そもそも噴火警戒レベルの導入が2009年3月からなので、過去にも同規模になった事例はありました。 最近ですと、2001年6月~10月です。
— 伊豆ナビ (@izunavi) 2015, 5月 6
また、避難指示や立入禁止の情報も取り上げているので、箱根町全体が危険のように感じるかもしれませんが、箱根町は広く、規制の区域はごく一部です。 具体的な情報は 箱根町→http://t.co/qga3sdEOr6 神奈川県→http://t.co/bOYE7fW9IJ を参考に。
— 伊豆ナビ (@izunavi) 2015, 5月 6
twitter.com
箱根山の過去の活動史については、気象庁の箱根山が最も良いです。まとめサイトなどは情報が偏っていますし、情報源が不確かなことも多いので、鵜呑みにしないようにしましょう。 箱根山の活動史など(気象庁サイト)→http://t.co/O7zprq4XoH
— 伊豆ナビ (@izunavi) 2015, 5月 6