11/3に田貫湖から、長者ヶ岳を経て天子ヶ岳へと縦走しました。

まさひとです。こんにちは。

 

 日が短くなってきました。寒い朝とか、お茶の木に花が咲いていたりすると、冬が近くなったと感じます。

 

世の中は色々な意見があっても構わないと思いますが。少なくとも私は春も夏も秋も冬も、それぞれに好きです。もちろん暑さや寒さがあんまり酷い時には、ちょっとげんなりしていますけど。夏でも冬でも、丸ごと季節全体が嫌いだとか、そういう感覚は私には無いですね。それぞれの季節に美味しいものがあって、また、綺麗な山があるのだから。

 

 

 

さて。11/3に私は所属会の仲間5人で、富士宮市内にある田貫湖から長者ヶ岳(ちょうじゃがだけ 1336m)~天子ヶ岳(てんしがだけ 1330m)を経て、白糸の滝の先の方へと縦走してきました。

 

今回の山登りのポイントを挙げておきます。①前日と翌日に仕事でもやっぱり私たちは山登りに行きたい訳で、だから静岡県の中部からそれほど遠く離れていなくて、時間のやり繰りが何とかなる事。②標高差や距離がほどほどな事。③眺望が良い事。④終わってから、あんもの湯へ寄り道する事。こんなところでしょうか。

 

既に当日一緒に登った先輩がブログをアップしています。リンクだけ貼っておきます。

静岡の山と渓 長者ヶ岳から天子ヶ岳

 

 

 

では、当日の写真を見ていきましょう。

 

これは田貫湖の登山口と駐車スペースです。私たちは富士宮市にある白糸の滝で待ち合わせをして、あらかじめ車を一台、下りてくる予定の地点に置いてきました。それから一台で登山口まで全員をピストンしています。そういう準備をして、8:20から山登りのスタートでした。

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田貫湖の北側にある尾根を、私たちは登っていきます。この、田貫湖から長者ヶ岳まで登る尾根のルートは東海自然歩道でもあります。尾根を境にして、写真の右側が自然林に、写真の左側が植林になっています。植林はどうしても暗くて変化が無いですが、自然林は明るくて変化があって何より綺麗です。

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当日の朝早く集合した時にはまだまだガスが残っていて、一日中こんなガスだらけだったら嫌だなあと思っていましたが。太陽が昇ってくるとともにガスはすっきりと晴れて、こんな眺望が得られました。なかなか、素晴らしいです。たぶん雨が一日降った翌朝だから、空気中に浮かんでいるゴミなどもみんな洗い流されたばかりなのでしょう。

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登っていきますと、下にはスタートした田貫湖が見えます。富士山も綺麗ですが、前日の冷たい雨は富士山の頂上にちょっと雪が着いた程度にとどまっていて、期待していた本格的な雪化粧にはまだ早かったようでした。残念ですが仕方ないですね。

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 山は黒く、空は青くて、紅葉が鮮やかでした。

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 ベストではないにしても、なかなか、綺麗でした。

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うむ。

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素敵です。

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四季それぞれ好きですが、秋の終わりの山は輝くようです。

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 登っていくと、だんだん頂上が見えてきました。

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富士山に少しずつ雲がかかってきました。

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 気持ちの良い樹林を登り詰めて、先ずは長者ヶ岳の頂上へ到着です。10:40でした。

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長者ヶ岳の北側からは南アルプスが見えています。ちょっと雲が出てきましたが、北岳その他が見えてラッキーでした。

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くつろいでいましたら長者ヶ岳の頂上がだんだんと混雑してきましたので、私たちは天子ヶ岳へ移動することにしました。南側へと続く稜線を、ちょっと下ってからまた登り返します。写真の樹林の奥に見えているピークが天子ヶ岳です。

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長者ヶ岳と天子ヶ岳をつないでいる稜線ですが、その途中からは佐野川へと続く東海自然歩道のルートが別れていきます。東海自然歩道も、せめて静岡県内だけは歩いてみたいですが、さて、どうしようかなあ。

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安倍川の東側に並ぶ山々が見えました。でもシルエットがはっきりしなくて、どこが十枚山で青笹で浅間原で真富士山なんだか良く分かりません。

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天子ヶ岳へ12時ぐらいに到着でした。頂上の南へ少し下がったところから、富士山が見える方角を刈り払ってありました。午後になると富士山は雲に隠れてしまいますから、ここから写真を撮りたいならせめて午前中に、出来れば朝早くがオススメでしょう。

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天子ヶ岳の頂上からちょっと下がったところが広場になっています。テントを張って一晩を過ごしたら気持ち良いでしょうね。しかしこの近くに水場はありませんから、一晩を過ごすのなら頑張って水を持ちあげてこなくちゃいけません。

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天子ヶ岳の頂上は、長者ヶ岳の頂上よりもひとが少なくて静かでした。ゆっくり休むのならこっちのほうが良いですね。風の当たらないところで私はちょっと寝させてもらいましたが、その寝ている真上の景色も綺麗でした。

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天子ヶ岳の頂上からあとは、白糸の滝に向かって下ります。こっちのルートはなかなか急な傾斜で、しかもわりと岩がゴツゴツしています。慣れている人たちはともかく、一般の人たちがこっちを下る時にはくれぐれも注意して欲しいですね。

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14時半に、私たちは車をおいてある下山予定地点へ到着しています。そのあと田貫湖へ向かい、車を回収してから、あんもの湯に寄り道して解散しました。

 

 

 

以下は、今回の感想です。

 

 

 

毎回私は山登りを思いつくと、とりあえず相談してみる先輩がふたりいます。ふたりとも山登りが長くて、北アルプス南アルプスとか、雪も岩も沢も、あちこち色々とやってきています。

 

縁があって、もう十年ぐらい前からかな、静岡踏岳会に所属して一緒に山登りするようになりましたが。最初は所属会の先輩に、こういう長者ヶ岳みたいな近くのそんなに標高も高くない山へ行きたいって相談するのは、ひょっとしたらすごく失礼なのかも知れないと思っていました。

 

でも、まあ、いつからかふたりの先輩とは頻繁に一緒に山登りをするようになりまして。もちろん標高が高くて評判も良い山にも行きますが、こういう地元の山にも、更には非常にマニアックなところにも行っています。

 

最近ですと、千葉山や賤機山とか。三方分山に沼津アルプスや白水山、それから愛鷹山身延山や見月山あとは貫ヶ岳、などなどへ一緒に行きました。さすがに私が一人だとちょっと心配になりますから、一緒に来てもらえたらありがたい話であります。

 

 

 

 先輩の方からしたら、果たしてこれは望ましい展開なのか、私には何とも言えないけれど。

 

それで、私は思うのですが。私には山登りだったけれど、たぶん、山登りだけに限らない話なのじゃないかなあ。

 

 

 

だから、もちろんどこの会にも所属なんて絶対したくないと決めているのならともかく。もうちょっとレベルアップしていきたい対象、一生続けていきたい対象があるのなら、スポーツでも文芸でも音楽でも何でも、それぞれの分野できちんと活動しているグループへ、所属してみるのも悪くないですよ。

 

もちろん分野でも活動内容でも千差万別だから、いちがいには言えませんが。きちんと活動しているグループへ所属して、所属会の会員として必要な用事も出来る範囲でつとめて、そのうえで私はもっとこうしたいと提案するのなら、たぶん理解は得られるし、むしろサポートが得られると私は思っています。必ず全員から理解が得られる訳ではありませんが。

 

だって、説明を受けただけではほとんど身に着かなくて、先輩がやっているところを見て真似ていかないと上達しない技能って、やっぱりどうしてもありますから。みんなそうやって上達してきたのではありませんか。