まさひとです。こんにちは。
年末年始にかけては、1月とは思えない温かな日々を過ごしていました。 この神石山へ登った1/3などは、まるで10月や11月みたいな気持ちになりました。
とはいえ、1/17~18は非常に冷えて、都心など関東でも積雪がありましたし。いまこれを書いている1/23ですが、今夜から西日本でも非常な冷え込みが予測されています。どうか酷い被害が起きないように願っています。
さてさて、1/3です。私は所属会の先輩ふたりと一緒に、豊橋市にある神石山(かみいしやま 324m)へ登ってきました。神石山は、とても人里に近い山だから、いくつもいくつもルートがありますが。今回の私たちは二川駅から登って、頂上を踏んでから、梅田親水公園へ下りています。
今回神石山へ登ろうと決めたポイントを幾つか挙げておきます。①もともと1/3は、私が一人だけで山登りに行く予定だったので、いつもの車移動では無く、自宅から電車で行き帰りが可能なところを選びました。②直前に、いつも相談している先輩がふたりとも予定が無くなったため、こっちに参加してきました。③神石山は標高が低いため、11月から3月ぐらいまでのどこかで都合がついたら行ってみようと思っていました。
既に先輩がブログをアップしています。リンクを貼っておきます。
では、さっそく写真を見て行きましょう。
神石山の南ですが、梅田親水公園が整備されています(トイレもあります)。この公園の駐車場へ車を置いて、準備してから私たちは新所原の駅まで歩きます。JRの新所原駅は建て替えの工事中でした。正面の古い新所原駅は天竜浜名湖鉄道のほうです。
新所原駅から、JR東海道本線でひと駅だけ移動して、この二川駅で降ります。二川駅の北側から山登りをスタートします。9時ぐらいでした。すぐ目の前に東山(松明峠たいまつとうげ)が見えています。
二川駅の北側ですが、県道3号線の交差点に、二川自然歩道の指導票があります。この神石山を含む湖西連峰は、豊橋市のボランティア団体の豊橋自然歩道推進協議会によって、こういう指導票などが整備され維持されているそうで、とても感謝です。写真ですが、登り口にある小さな神社で道中の安全をお祈りして、スタートです。
展望のない樹林帯を黙々と登って、最初のピークとなる東山(ひがしやま、または松明峠たいまつとうげ)に9:50の到着です。ちょっと広い山頂からは太平洋や浜名湖などが見えました。もっと晴れ渡っていたら富士山も見えるそうですが、1/3は霞んでいてイマイチ分かりませんでした。
東山を出て、あとはずっと稜線上を神石山の頂上まで、東へ向かいます。
標高が低いわりに、なかなか眺望が良いです。世間の注目はあんまり高くありませんが、けっこうオススメです。私たちみたいに端から縦走するのも楽しいのですが、ここならいくつもルートがありますし、家族でお弁当を持って、ちょっとだけ登ってお弁当を食べて下って行くのも楽しいでしょう。
途中で休憩をとりながら、あそこがあれで、あっちからこう行って、どうこう。わいわい、がやがやしてます。先輩の一人が大昔に豊橋市内で住んでいた事もあり、また山の周りには見どころと変化が多くて、飽きないです。
豊橋市の市街地の方向です。眼下には葦毛湿原(いもうしつげん)があり、湿原の奥には赤岩寺および赤岩尾根があります。うむ。またいつかチャンスを作って、赤岩尾根から石巻山をぐるっと一周してまわりたいなあ。出来れば豊橋市の路面電車と併せてプランにしたい。
何故かツツジが咲いていました。いくら温かいといっても、まだ1/3ですよ。他にもヤブツバキが咲いていて、季節感が変です。
地元で長く山登りをしているという方と、私たちは途中から一緒に歩きます。色々と詳しくて、感謝でした。
ルートの途中にあるNHK二川中継所を11:20に通過します。柵に囲まれているカタクリの群生地がありましたから、4月はじめくらいにここへ登ってみると、花が綺麗だと思います。
この写真の次に見えているピークが座談山です。手前で通過したNHKの中継所も、この座談山も良いところなのですが、当日は多くの方々がいて、休憩したり昼ご飯を食べていたので、写真撮影は遠慮しています。
11:50に舟形山へ到着です。私たちはここで昼ご飯です。舟形山にはかつてお城が築かれていたそうで、確かに山頂の東側には土塁と空堀の跡が残っていました。
舟形山を出て、普門寺峠を過ぎると、この写真の望寺岩があります。この縦走ルートは、大騒ぎするほどでもありませんが細かなアップダウンが連続していて、標高は低いけれど身体にこたえます。何て言うか、ペースが掴みにくいのです。
望寺岩を過ぎると、なかなかきつい階段の登りとなります。やっとの思いで登り切ると、ようやく神石山の頂上へ着きました。12:30でした。あちこちのルートから集まってくる人たちで、神石山の頂上はわりと混雑しています。
ほどほどに山頂で休憩したら、あとは梅田公園を目指して下ります。写真はその途中にある仏岩です。
梅田峠までおりたところで相談して、まだ時間もあるので嵩山(たかやま)にも寄り道してみようと話が決まりました。という訳で嵩山までちょっと往復してみましたが、標高こそ低いけれど展望が良くて、わりとオススメできるピークでした。13:45の到着。
14:10に下りてきました。この下山口でも、スイセンとバラが咲いていまして、変な感じでした。公園の駐車場は、朝早くに私たちが来た時はガラガラでしたが、帰って来た時にはもういっぱいになっていました。
以下は、今回の感想です。
山登りをしていると、時々、変わった人に遇います。今回の神石山では、素敵なかたにも遇いましたが、逆に、百名山ばっかりを褒めてやかましい人がいまして、非常に閉口しました。
まあ、実際に世の中で、確かに百名山は有名だけれど。山登りについて、特に知識のないひとが百名山をあれこれ言うのならともかく。実際それなりに山登りをやっているひとが、所詮は他人の決めた百名山を過剰に褒めるのは、何だかなあという気持ちになります。
身も蓋も無い表現になりますが。自分自身にとって、大切な物事の価値は、出来るだけ自分自身で決めようよ。ですよね?
だから、他人の決めた価値は、どうでもいい分野ならともかく、自分自身にとって大切な物事だったら、「いちおう知っています」「話の始めとして便利ですね」程度に言及を留めておいた方が良いと私は思います。
更に言えば、百名山も所詮はブランドでありまして。売り込む側が百名山を宣伝するのは、商売として当たり前です。そして、現代の日本に生きるのなら、百名山に限らず、「いわゆるブランドに弱い」とか「思い込みが強い」とか、「自分自身の意見に固執しがち」などという本人の人間性が周りに広まってしまう状況は、かなり致命的ではないかと私は思います。
世の中には国宝とか、世界文化遺産とか、色々ありますが。選ばれる前と選ばれた後でも、例えば富士山は富士山のままであって、何か変わる訳でもありません。もちろん選ばれたらニュースは増えるし、世の中から注目されて、結果として観光客も増えるのでしょうが。富士山なら富士山そのものの価値が、それを境にして変わった訳ではありません。ですよね?