北岳へ登りました。 (1泊2日で、8/12ぶん)

まさひとです。こんにちは。

 

 

 

いま台風10号が迫ってきていまして、被害の少ない事を願うばかりです。今年はあんまり台風が発生しないなあと思っていましたが、8月の後半になって立て続けに9号と10号そして11号と発生しました。

 

熊本の地震とか、災害は多いですね。

 

 

 

さて。8/12~13に私は一泊二日で、山梨県内にある北岳(きただけ 3193m)へ登りました。今回は一人だけです。北岳肩ノ小屋へ泊まっています。なかなかすごいところでした。

 

8/11に道の駅しらねで車中泊しまして、8/12は朝早くに芦安温泉へ移動しました。5:45に芦安温泉発のシャトルバスに乗っていて、広河原へ6:45ぐらいの到着でした。

 

写真も内容も多いので今回はブログを2回に分けて、8/12分と8/13分と、それぞれアップします。 

 

 

 

では、8/12の写真を見ていきましょう。

 

 

 

シャトルバスで広河原に着いたのが6:45ぐらいでした。芦安温泉から乗ると1時間ぐらいですが、ハイシーズンでお客さんが多いと1時間ずっと立っているしかないので、なかなか疲れます。到着してからトイレを済ませて登山計画書を出し、飲み物を買って、7時前後に広河原をスタートしました。

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最初は水の多い樹林の中を歩きます。まだこの辺りは、バスを一緒に下りた人たちも前後していましたが、どんどん抜かれて、私はすぐに最後のひとりになっていました。

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白根御池小屋の分岐点を過ぎて、もう標高は1800m前後なのに、かなり暑いです。あっという間にTシャツ一枚だけになりました。やや虫が多めです。谷の底を進むので、ほとんど風が無いままでした。黙々と登ります。

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まだ標高は低いのですが、そんな辺りにも花がいっぱい咲いていました。

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へとへとになりながら、それでも9:50ぐらいに二俣(ふたまた)へと到着でした。8/12の私は、肩ノ小屋までを予定していましたから、右俣へと進みます。

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二俣を過ぎて、10時半ぐらいに標高で2400mぐらいまで登ってきました。大樺沢の雪渓が下に見えました。2015~16年の冬に雪が少なかった影響でしょうか、ずいぶんと雪渓が小さめでした。

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二俣から右俣沿いに稜線まで登る途中でも、花がいっぱい咲いていました。

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草すべりを経て白根御池小屋へと向かうルートの分岐点を通過すると、もうすぐに主稜線です。

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うむ。雲が下に広がっています。

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稜線まで、あと少しです。焦らず、ゆっくりでも大丈夫だから、一定のペースで登っていきます。

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ほぼ、主稜線へと登り切りました。標高は2880mほどでしょうか。広河原を挟んで東側の山々を見ています。雲が多いのでシルエットがイマイチ良く分からないけれど、鳳凰三山がある方角です。

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こちらは同じく稜線より、北側です。

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小太郎尾根の分岐点を12:20ぐらいに越えました。ここで休んでいると大樺沢の下の方ですが、ヘリコプタがホバリングしている音が続いていました。何か事故でも起きて誰かがヘリの出動を要請したのかと思いましたが、結局ずっとヘリは雲の中で、何が起きたのかさっぱり分からないままでした。

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北沢峠から仙丈ヶ岳(せんじょうがだけ 3032.6m)までの稜線が見えています。小太郎尾根の分岐点を過ぎてから肩ノ小屋までは、歩きやすい稜線上の道です。8/12の当日は雲も多めでしたが、天気は安定していたし、まずまず悪くない大展望でした。

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さあ!あとちょっとです。

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大展望でした。

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色とりどりのテントが見えてきました。北岳肩ノ小屋はもうすぐです。北岳の頂上も迫ってきています。

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肩ノ小屋には13:20ぐらいの到着でした。8/12の行動の予定はここまでです。とりあえず小屋で宿泊を手続きしたら、晩ご飯までのんびり過ごすとしましょう。肩ノ小屋ですが一泊二食は8000円で、プラス明日のお弁当が1000円と、ビール500円にバッヂ500円も併せて買ったので、受付の時に支払いは10000円でした。いやはや、さすがに疲れました。

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あとは、晩ご飯を頂いて、消灯までぼんやりして、寝ています。メガネのケースを持って来なくて、これほど混雑する山小屋では失敗でした。逆にヘッドライトはザックに仕舞ったままでも、iphoneの明かりでトイレまでの往復程度なら問題ありませんでした。それと、念のために今回初めてiphneの予備バッテリを持ってきましたが、予備バッテリは持ってきて正解でした。

 

あと。汗で濡れたタオルや服は、昼の間に外で干しておくと、軽くもなりますし臭いも少なくなって良かったです。

 

 

 

以下は、8/12に肩ノ小屋で思ったことです。

 

 

 

今までに泊まった山小屋の中でも、今回の肩ノ小屋が一番混んでいました。晩ご飯も朝ご飯も、5~6回に別れての提供でした。布団は2人で1枚でした。肩ノ小屋に150人ほど泊まっていて、周りにテント泊したひとが100人とか、そんな印象でした。 

 

もちろん居住性とか、全然眠れる環境じゃないとか、更には水が有料だとか、トイレとか、一般的な生活からみると山小屋は、どうしても諸々ひどい訳ですが。山小屋で過ごす時間も、これはこれで、山登りの楽しみのひとつかなと私は思っています。たまたま隣り合わせたひとと、色々話したり親しくなったりだとか。

 

 

 

今回の私は、1人でしたから肩ノ小屋に泊まりましたが。3人以上なら小屋の周りでテントを張って泊まれば居住性だって高くなりますし、楽しいと思います。小屋のすぐ周りに張ったテントで過ごすけれど、晩ご飯も朝ご飯もアルコールやトイレまで小屋に依存すれば、そこまで荷物は増えませんから。実際にそうしている人たちも多いです。

 

【北岳山頂まで50分】肩の小屋 公式サイト

 

あと。北岳肩ノ小屋は、食事が素晴らしく美味しかった。私は晩ご飯と朝ご飯と、更にはお弁当も頂きましたが、置かれている環境を考えたらびっくりの美味しさでした。設備は少し古くなってきつつある印象でしたが、スタッフもみんな親切でした。北岳肩ノ小屋に泊まって良かったと思いました。

 

 

 

他にも良い山小屋は、あちこちにあるのでしょうけど。 北岳肩ノ小屋も、私は好きです。