7/15~17に、床上操作式クレーンの運転技能講習を16時間受講しました。

まさひとです。こんにちは。

 

毎日暑くて、へとへとです。仕事とはいえ、長そで長ズボンにヘルメットや手袋だと、全身汗だくです。高速道路とか建築現場で、ずっとこういう格好で仕事をされている方々には、どうかどうか気を付けてほしいと思います。

 

 

 

さて。7/15~17の3連休で私は、床上操作式クレーンの運転技能講習を16時間受講してきました。残念ながら静岡県内にある教習所ではどこも日程があわなかったので、そのために川崎市内にあるコマツ教習所の神奈川センタまで出掛けています。フォークリフトに続いて、こっちも勤務先の仕事としてではなく、自分自身のお金や時間を使っています。

 

フォークリフトを操作する資格は、別々に離れている4日間に受講しても構わないから、5/6~7と5/13~14の週末にコマツ教習所の静岡で私は受講してきたのですが。この床上操作式クレーンは、どうしても3日間連続して受講しないとダメなのです。まあ、床上操作式クレーンに限らず、受講の内容を考えると、本来なら連続して受講する方が望ましいのだろうと私も思います。

 

コマツ教習所の神奈川センタのリンクを貼っておきます。 

神奈川センタ|コマツ教習所

 

 

 

床上操作式クレーンそのものについて、ちょっと説明します。今回の私が得て来た資格では、釣り上げる能力が5トン未満であれば、一般の工場などの天井に設置されている大抵のクレーンは運転できます。

 

そして釣り上げる能力が5トンを超えるクレーンで、床上で運転し、運転するものが荷物と一緒に移動する方式のクレーンを運転できます。

クレーン運転士 - Wikipedia

 

 

 

さて、では写真を見ていきましょう。

 

 

 

前の7/14に仕事を終えてから私は作業着や皮手袋とかヘルメットに安全靴その他の荷物をまとめて、夜のうちにコマツ教習所の神奈川センタ近くまで車を運転して、目の前にあるホテルに入っています。この移動が、たぶん一番大変でした。ホテルの到着が23時50ぐらいだったか。最低限のことをして、1時半ぐらいに横になりました。

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先ずは7/15の、受講1日目です。朝起きるのが辛かったけれど、どうにか身支度をして教習所に入りました。講義は8時半からスタートで、そのための受け付けは7時半ぐらいからスタートしていました。受け付けで不備があると、いったい何のためにわざわざ川崎市まで来たのかわからないから、受け付けが問題無く済んでホッとしました。受け付けは猛烈に混雑していました。

 

初めて行きましたがコマツ教習所神奈川センタは、面積があまりにも広くてびっくりでした。また講義の種類も多くて、受講生もいっぱいでした。首都圏にあるこういった施設で、それなりに駐車場が広く確保されていて、受講生は車で来ても構わないというのは非常に珍しいのではないかな。トイレが非常に綺麗で、これはおそらく最近作ったのかな。自動販売機が多くて、こういう暑い時期には助かりました。そして業者さんが昼ご飯を出しているので、毎日、朝のうちにお金を払って手続きをします。

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7/15に講義は、午前中が8:40~9:40と、9:50~10:50そして11:00~12:00でした。昼休みを挟んで、午後の講義が12:45~13:45と、13:55~14:55まででした。全部で5時間の講義を、テキストにメモを取りながらひたすら座って聞き続けます。

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1日目の講義内容は、クレーン全体に関する知識、諸々の用語や構造とか装置、そして床上操作式クレーンの取り扱いなどでした。

 

床上操作式クレーンの特徴は、機上操作式クレーンと比べると

①ペンダントスイッチの押しボタンを押すだけで、比較的簡単に運転が出来る。

②床上で、作業場の状況を確認しながら運転できるので、位置決めなどの微調整がやりやすい。

玉掛けの状況確認が徹底できる。

④他の作業もできる。

などがあり、最近あらゆる産業の分野で数多く使用されています。

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私は既に他の小型移動式クレーン玉掛けとかフォークリフトなどの資格があり、だから力学の講義が免除されていて、7/15の受講は14:55にて終わりました。幾つかの注意や片付けを済ませてから、とにかくホテルに戻ります。

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実際にクレーンを操作して、実技の試験を受けるのは3日目の7/17になります。それまでの7/15~16は座って講義を聞き、学科の試験を受けます。

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教習所の目の前には多摩川が流れています。気分転換にちょっと歩いてみましたが、暑過ぎてすぐに戻ってきました。多摩川も夏の気配です。

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7/15はとりあえずホテルにまっすぐ帰りました。時間も早いし、こういう機会でもなければ川崎市まで来ることも無いだろうから、すぐ近くにある川崎大師とかどこかに行ってみるのもアリだな、とは思いましたが。とにかく暑くて、しかもひどく疲れていますから、ホテルで風呂と片付けと洗濯を済ませて、あとはひたすら部屋で休養しました。

 

 

 

続いて講習2日目の、7/16です。朝はちょっと早起きして、ホテルの周りを散歩してきました。住宅も多いのですが、工場とか倉庫も多い地域地区です。この写真は歩道橋の上から撮っています。

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2日目もずっと座って講義を聞きます。時間割ですが、午前中は8:30~9:30と、9:40~10:40そして10:50~11:50です。昼休みを挟んで午後は12:35~13:35と13:45~14:45までが講義です。

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二日目の講義の内容は、原動機と、電気と、そして法律などです。私は既に他の資格があり、だから運転のための合図が免除されています。

 

床上操作式クレーンが増えるとともにその災害発生も多くなってきていて、原因としては

①そもそも手軽過ぎる。だから無資格者がつい運転してしまう。そして不特定多数が運転していると、どうしても不具合の処置などが他人任せになりがち。

②ペンダントスイッチは、誤操作しやすい。

③本来の業務へ従事しているひとが、補助的な業務としてクレーンの運転や玉掛けを行っていて、技能を習熟しにくい。

④管理責任者が不明確な場合が多く、管理などで手落ちが起きやすい。

などが挙げられます。

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例えば、電気の資格をひとつ何か取っておくのもいいかなあ、などと講習を受けるたびに思います。もちろんパソコンだって何だって、そのひと自身の仕事や方向性とかに合うのなら、勉強して資格を取るのは基本的に私は賛成です。時間もお金もかかるから、他人にあれこれ言うつもりもありませんが。

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14:55から学科の試験が行われて、私を含めて受講生11人全員が合格しました。もちろん普通に講義を聞いてメモをとって、よほど変な事をやらなければ合格するわけだけど。実際に自分が合格すると、少しホッとしました。16時ごろに講義は終了し解散しています。

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とにかくホテルに戻って、風呂と片付けと、あちこちへ電話やメールなどしました。

 

このたび連泊したホテルは日曜日や祝日だと晩ご飯の提供が無いので、7/16の夜だけは外へ晩ご飯を食べに行きました。川崎駅とか川崎大師のところまで出掛けたら、それなりに素敵な飲食店もあるだろうと思いましたが。ひどく暑いしなかなか疲れているので、ホテルの目の前にある居酒屋へ行きました。

 

 

 

最終の3日目の、7/17です。8:30よりスタート。時間までずっと交代しながらクレーン操作を練習します。最後に実技の試験が行われて、合格したら全て終了です。

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クレーンは、荷物を吊ってから動かすとどうしても荷物が揺れてしまいますが。操作の方向とタイミングを合わせることで、この荷物の揺れをとる事が、実際の作業では重要です。荷物が揺れているのにさらに別の方向へ動かすと、荷物はぐるぐると工場内で旋回して大変に危険です。くれぐれも荷物は水平に釣り上げて、揺らさないで移動して、静かに下ろすくせをつけるように。

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まあ、私は実際のクレーン操作については、全く問題ないので。つまらないミスやポカをやらかしたりしないようにだけ、気を付けていました。教官や、一緒に受講した人たちからは、操作が上手いと言われましたが。スミマセン、本来なら私は25年とか前にこういう資格を取っておかなくちゃいけない立場なのです。

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16時ちょっと前ぐらいから、順番に実技の試験が行われました。全員が合格でした。

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修了式と、幾つかの注意があり、17時ぐらいに解散しました。参加されたみなさま、お疲れ様でした。ありがとうございました。

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あとは川崎市内から車で静岡県内まで帰ります。川崎インターに乗るまでが渋滞で大変です。何回か休憩して、食事して、眠気覚ましに山登りの先輩へ電話したりしました。勤務先でヘルメットなどを戻してから、21時ごろだったかな、帰宅しています。

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 以下は、付け足しです。

 

 

 

このたび7/14の夜から7/16の朝まで私が3日間泊まったホテルは、申し訳ありませんが、場所と値段で選びました。そもそもが遊びの目的ではありませんから。しかし実際に泊まってみたら、朝ご飯も晩ご飯も非常においしくて助かりました。完全に家庭料理で、ご飯に味噌汁と焼き魚などのおかずに漬物とか海苔などの小鉢が並んでいて、外食にあるような派手さは全くないけれど、私にはありがたかった。

 

羽田空港より車で10分川崎大師近くの宿泊施設ビジネスホテル多満ち

 

風呂もトイレも共同で、決して他人にオススメする類のホテルではありませんが。今回の最も印象深いところは、実はこのホテルだったかもしれません。

 

 

 

山登りを諦めて、代わりに7月の3連休は川崎市内まで床上操作式クレーンの運転技能講習を受講しにきましたが。実際に来てみたら、ホテルが何だか山小屋みたいなところでした。このたびのご縁に感謝します。

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