10/30に、武並駅から恵那駅まで。

まさひとです。こんにちは。

 

日に日に寒くなって、夜の時間が長くなってきました。世の中は、このままうまく落ち着いてくれたらありがたいのですが、どうなんでしょうか。

 

仕事でも生活でも、私はまずまず何とかやりくりしています。やや寝不足気味だし、目や腰に疲れもありますが、こんなものかなあとも思います。

 

 

 

 

さて。10/30ですが私はひとりで、武並駅から恵那駅までを歩きました。緊急事態宣言が終わり、世の中が少しづつ落ち着いてきました。だから前回の山登り(10/3の笠置山)に続いて、今回は街道歩きを再スタートしようと考えました。

 

ここ武並駅から恵那駅までの区間は旧の中山道であり、かつ今は東海自然歩道でもあります。良く整備されていて、アクセスも良い。だから他にも行きたいところはあちこちありますが、今回はここにしました。

 

2019年の12月29日に、私は静岡県内で日坂宿から金谷宿までの街道歩きをしましたが。この時は、そこに関係する和歌や漢詩や文献の石碑がいっぱいありました。

 

逆に今回は、そういう和歌とか漢詩とか文献の石碑をあんまり見かけなかったですね。中山道広重美術館も中山道と広重が中心で、他の和歌やなにやらは守備範囲じゃないのかなあ。

 

当日のGPS記録はこちらです。

武並駅〜恵那駅(中山道&東海自然歩道) - 2021年10月30日 [登山・山行記録] - ヤマレコ

 

 

 

 

では、写真を見ていきましょう。

 

 

 

 

武並駅からスタートして、案内に従って街道へと向かいます。写真は竹折防災ダムを過ぎたあたりから、藤川を見下ろしています。

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藤村の高札場を通過して、街道から外れるのですが、神明神社へお参りします。境内は、やや荒れた感じ。

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街道そのものは非常に良く整備されています。私は、この区間が、ほぼ舗装されているだろうと思っていたのですが。舗装されていないところも、けっこうありました。

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紅坂の一里塚です。さすがに頂上の榎は残っていませんね。

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ススキって、一時期は全く見かけないくらい減ってしまったけど、最近また増えてきた気がします。逆にセイタカアワダチソウって、猛烈に増えたけれど、最近は減ってきた気がします。

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いわゆる特別な見どころではありませんが。今こういうトシになって、こんな風景もしみじみと素敵だと思うのです。本当に。

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乱れ坂と乱れ橋を通過します。このあたり、わりとがっつり登ります。東海道と比べると中山道は、昔の街道っぽい雰囲気が色濃く残っている気がします。

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姫御殿です。説明に「文化元年の楽宮のご通行のとき、文久元年の和宮のご通行のとき、仮御殿を建てた」とあります。

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槙が根立場という、下街道との分岐点を通過します。かつてここは多くの茶店があったそうですが、今は井戸が残るだけです。そのすぐ先で視界がこんなふうに開けます。奥に恵那山が見えます。石碑は何が書かれているのか見逃がしました。

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槇ヶ根一里塚を通過します。説明には「全国的にも現存する数は極めて少なく、一里塚は街道の面影を伝える貴重な文化財」とあります。

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西行塚として伝わるもの、だそうです。近くに松尾芭蕉の句碑と町野浦二良歌碑があります。西行塚の先に展望台があります。御嶽山中央アルプスも、条件が良ければ見えそうですね。

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西行塚から坂を下りて中央高速をくぐると、すぐに市街地になります。市街地の外れですが、目立つ鳥居を登ってみたら、このお稲荷様があったのですが。お稲荷様のすぐ下には、何と忠魂の碑がありました。どうしてこんなところに?かなりびっくり。

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お稲荷様を出て、恵那駅や大井宿へと向かいます。永田川を渡ってすぐにある、写真では右側の建物が中野村庄屋の家です。このあたり街道の雰囲気が今も残っています。

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中山道広重美術館へ寄り道します。「開館20周年記念 浮世絵 木曽街道 三種揃踏」展をやってました。新しくてきれいな美術館です。

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明治天皇が大井宿へ宿泊された際の行在所(現岩井家)です。ここでは中へ上がらせてもらい、説明を聞きながら隅々まで見せていただきました。

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大井宿の本陣跡です。説明によると、母屋は残念ながら昭和22年に焼失ですが、門などは昔のままだそうです。ここは何と、今もお住まいになっているそうで、それはすごいな。

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恵那市立の、中山道ひし屋資料館です。説明には「古山家は江戸時代に屋号を「菱屋」といい、酒造りと商売をしていて、享保年間から幕末までは庄屋をつとめた」とあります。

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あとは恵那駅へゴールしました。恵那駅のすぐ隣にある恵那市観光協会「えなてらす」でお土産を買ったのですが、栗の羊羹がイチオシみたいでした。自分は中にミカンが丸ごと入った冷たい大福を、たいへん気に入りました。

 

 

 

 

今回も感想を4点挙げておきます。

 

 

 

 

①けっこう久しぶりに街道を歩きましたが、とても楽しかった。段々と世の中が落ち着いてきているし、またどこか山登りにも街道歩きにも行けるかな、と思います。先の見えない状況で引きこもっていたときは、なかなか大変だった。よく我慢してきたなあ。

 

 

 

 

②街道歩きに限りませんが、楽しみ方はひとそれぞれで良いのだと思います。1日に長い距離を歩く方もいますが、私は道中の神社や美術館など色々と見て回りたいので、このくらいの距離と時間にしています。

 

 

 

 

武並駅でも恵那駅でも、行ってみたい飲食店があったのですが。今回は泣く泣く諦めています。仕方が無いけれど、すごくもったいない。改めて観光と飲み食いを目的に、恵那駅&大井宿へ出かけても良いかなと。

 

 

 

 

④ところで。地方のバスは、乗り降りも路線図やバス停の位置も全てが、現実に初めて使おうとするとハードル高いです。それに比べて、今回の電車は駅の場所ははっきりわかるし、バスよりもずっとハードルが低いです。

 

今回も他のところをずっと調べていたのですが、どうにもバスが分からなくて。直前に諦めてこっちに変えています。

 

電車を維持できなくなると、バスで代行させる地域は多いですが。バスって本当のところ代わりになるものかなあ、と私は疑問感じますねえ。