11/6に、伊佐布の滝から柏尾峠など。

 

まさひとです。こんにちは。

 

 

 

 

このたび台風15号で甚大な被害を受けた清水区へ、11/5~6に行ってきました。目的は大きくふたつありまして。ひとつは清水区に住んでいる身内をお見舞いして、水没した車の買い替えとか色々な相談をしておくこと。

 

そしてもうひとつは清水区に宿泊して、飲み食いして、山登りして、お土産を買うことです。直接の支援も大事ですが、こういうことも必要だろうと思うのです。

 

清水区ですが。断水は解消されて、いわゆる災害ゴミもほぼ片付いてきましたが。床上浸水と床下浸水の被害は甚大でもあり、まだまだ回復の道は遠い気がします。

 

賃貸の住宅だったら、まあ、引越したら終わりですが。自宅で、中途半端な被害の程度だと、途方に暮れている世帯も多いようです。家の中を全部カラにして、床板を剥がして、浸水した部分を全部洗って消毒した方がいいのは分かるけれど。高齢の単身の世帯にはハードルが高いし。そこまでするぐらいなら、もう、崩して建て替えたほうが安全安心で楽じゃないか、という嘆きも聞きました。

 

かつて私自身も繰り返し利用していたガソリンスタンドや和菓子屋さんその他が、ずっと閉業したままになっていて悲しかった。

 

 

 

 

さて。本題の山登りは11/6ですが、清水区で先輩たち5人と一緒に、伊佐布の滝から柏尾峠などを歩いてきました。

 

清水区で山登りというと、高ドッキョーや貫ヶ岳とか浜石岳あたりが一般的ですが。出来れば清水区の中心街を眺めるコースが良いなと思っていました。今回のこのルートだったら眺めが良くて、みんなも歩いたことが無さそうだから良いかな、と思いました。

 

大先輩と繰り返し相談して、結局、滝から王峠へ沢沿いに詰めるルートを諦めて、林道を山原の中継塔がある近くまで登ろうと決まりました。

 

当日のGPS記録はこちらです。

伊佐布の滝〜柏尾峠〜大内観音 - 2022年11月06日 [登山・山行記録] - ヤマレコ

 

一緒に登った大先輩のブログです。

静岡の山と渓 伊佐布の滝から帆掛山

 

 

 

 

では、写真を見ていきましょう。

 

 

 

 

当日はJR清水駅へ朝7:50ぐらいの集合です。今回は私を含めて6人という大人数となりました。駅からタクシー2台で移動して、伊佐布の滝入口で下ります。ここから今回はスタートします。日曜日の朝早くにバスは走っていなくて、逆に人数が多いのならタクシー移動でも料金は違わないので。

 

入口から伊佐布の滝までのルートも、おそらくは台風15号で影響があったのでしょうが。もう、問題なく通ることは出来るようになっていました。

 

 

 

スタート地点まで戻って、林道をずっと登っていきます。もともとは沢沿いに王峠まで詰めるつもりでしたが、台風15号でルートがどうなっているか不安なので、そっちは諦めています。

 

 

 

山原の中継塔がある稜線まで、今回は舗装された林道を歩きます。途中から林道がひどく荒れていて困惑しました。茶畑も放棄されてから、もう10年20年が経つみたいでした。この写真の辺りで複数の猟師さんや、無線を付けた猟犬と会いました。猪などを狙っていたのかな?

 

 

 

林道は、割れて窪んで草ぼうぼうだから一般向きじゃありませんが、こんなふうに清水のジャンクションと富士山が見えるところもありました。仕方ないとはいえ、舗装されている林道を長く歩く設定にしたため、他の参加者にちょっと申し訳ない気持ちです。

 

 

 

やっと稜線へ着きました。このすぐ先には山原(やんばら)の中継塔があります。しばらく休憩です。

 

 

 

先が長いので、ほどほどに動き始めます。この場所は稜線上の鞍部となっていて、強い風が吹き荒れた直後などは、倒れた木々でぐちゃぐちゃになってしまいそうでした。

 

 

 

少し登って、この先の分岐を左というか南へ進んで、大きな尾根へ乗っかり、帆掛山へ向かいます。

 

 

 

林道に出る手前ですが、素晴らしい展望がありました。これは清水区の中心街がある方向です。清水港と三保の半島と、さらには伊豆半島の山々が見えます。ここで何回目かの大休憩です。

 

 

 

展望地から林道を歩き、また登山道へと進みます。しばらくして、ルートは稜線上とトラバースと別れます。私たちはより一般向けであるトラバースのルートへ進みました。

 

 

 

そのトラバースするルートですが、沢に掛かる橋がこうなっています。先日の台風15号で、この辺りの沢はどこも土石流が起きているだろうから。ずいぶん片付けられてますが、直後は酷かっただろうな。

 

 

 

ここは倒木がひどかった。専用の工具である程度まで刈ってありますから、通行は出来ます。やったのが専門の業者なら、全部綺麗に刈り払ってしまいそうですが。

 

 

 

まあ、でも。影響は沢沿いだけで、他のルートは崩れたりしていないし。倒木も一部だけで、ほぼ問題ない気がします。

 

 

 

今回のルートでも途中で竜爪山や高山や、その周りの山々が見えます。私はマイナーな山々だって、けっこうあちこち行った気もするけど。実際に静岡県を離れてしまうと、もっと行っておけば良かった気もします。

 

 

 

柏尾峠を過ぎて今回、峠から尾根通しの登山道ではなく、しばらく林道を歩きました。でも、眺望の良いところは無かった。残念。だから林道の途中より、また尾根通しにある登山道へと復帰していますが。こっちも眺めはしばらく無さそうでした。

 

 

 

この辺りのルート沿いだった気がしますが。放棄されている茶畑の、ルート沿いの上だけが、刈り払ってありました。お茶の木は生命力が強烈に強いから、こうやってルート沿いの上だけ刈り払っておくのが現実的な解決策のひとつかな、と思います。

 

 

 

帆掛山に着きました。ここも展望が素晴らしい。富士山と、愛鷹連峰と、駿河湾伊豆半島も見えます。帆掛山の頂上って、展望が良かった記憶はありますが。あずまやとかベンチが設置されてて、公園みたいに花が整備されているとか、そういう記憶は無かったなあ。

 

 

 

時間もだいぶ迫っているので、ほどほどに下り始めるとします。この晴れた青空と白い雲のように、清水区での生活が早く静けさを取り戻しますよう、私は願ってます。

 

 

 

霊山寺のルートで下りますが、傾斜がきつくて大変でした。はるか昔にここを私は登って下りてるのだけど、こんなふうだったかな?全く記憶に無いです。霊山寺は大規模で、歴史あるところです。一般の散歩みたいなひともいて、普通の靴でここまで来たのだとびっくりでした。

 

 

 

霊山寺のルートの途中で何度も見かける沢は、台風15号で土石流が起きた跡が残っていました。

 

 

 

市街地まで下りたあとは大内観音入り口バス停から、JR清水駅までバス移動して解散しています。ごく身近にある山を歩きましたが、見どころも多くて楽しかった。お疲れさまでした。

 

 

 

 

今回も感想を4点挙げておきます。

 

 

 

①世の中は、相変わらずバタバタしていますが。そんな状況でもこうやって山登りが出来て良かったです。今回は特に、私を含めて6人という大人数で出来ました。

 

 

 

②今回のルートでも途中の沢が、あちこちで土石流が起きたような形跡でした。ルート整備、特に沢沿いの片付けや流された橋の架け替えをされた方々へ、ありがとうございます。

 

 

 

③途中の、林道に出る手前で眺望が良かったのですが。こんなところは以前は無かった気がします。逆に今回は行かなかったけれど王峠に東側から詰めてくるルートって、いまどういう状況なんだろう?

 

 

 

④山登り以外にも。今回は泊まって、飲み食いして、お土産を買って帰りました。身内が住んでいることもありますから、また泊まって飲み食いが出来るかなと思います。

 

リンクだけ貼っておきます。今回の清水区訪問で、私ですが。

 

福住旅館さんへ泊まってます。
http://yado-fukuzumi.com/index.html

 

かね田食堂さんで飲み食いしてます。
https://kanedasyokudou.owst.jp/

 

清水駅前銀座商店街にある拍屋酒店にて、地元のお酒を買っています。
https://shimizu-ekimaeginza.com/