政令市の市長とか県知事とかは、現行のひとりだけを選ぶよりも、副市長や副知事も一緒に、二人一組で選ぶ方がいい。

 

まさひとです。こんにちは。そして、新年あけましておめでとうございます。2023年令和5年が良いものになるよう、私も願っています。

 

相変わらず新型感染症は流行していて。また、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻も終わる気配が無くて。だから、値上がりはしばらく続くだろうし。

 

電力不足とか、台湾有事とか、私たち個人が頑張っても何ともならないことは、とにかく注意深くしているしか出来ませんが。しかし何年かあとに、どういう世の中になっているのか、非常に不安でもあります。

 

 

 

 

さて、本題です。今回は「政令市の市長とか県知事とかは、現行のひとりだけを選ぶよりも、副市長や副知事も一緒に、二人一組で選ぶ方がいい」という話です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

某方面から、新聞記事を参照しつつ私の意見を書くように言われまして。最近そのため静岡新聞台風15号関連を読みかえしながら、考えたり調べたりしていました。

 

上にtweetであげたような内容のものを、既に渡していますが。書き足らない面があるので、このブログにも書いておきます。

 

 

 

 

台風15号は勢力が弱かったけれど大雨を降らせて、静岡県を中心に各地で被害を出しました。特に清水区ですね、浸水と断水が酷かった。

 

災害の発生そのものは仕方ないとしても。単一の水源に頼るとか、構造的に弱い点を放置していると、問題が大きくなるのだろうと思います。

 

ところで。県知事や市長だって生身のひとりの人間であり、これは構造的に弱くて問題が大きくなりうる点だ、と私は思っています。

 

 

 

 

現行の制度だと、市長や知事はひとりだけしか選ぶことが出来ません。だから副市長とか副知事は、有権者から信任を得ていません。有権者から信任を得ているのは、あくまでも市長とか県知事とか、ひとりだけです。

 

しかし。県知事や市長だって、生身の人間だから。災害時などは特に、色々と本当ありうるけれど。副知事も副市長も、現状だと有権者から信任を得てはいないのです。

 

意見が分かれる決断を、なるべく早くしなくてはいけない状況になった場合に。市長とか県知事とかが行方不明だったり、いるけれど本人が決断できる状態ではなかった場合に、誰がどういう権限において代わりに決断するのか、現状では不明です。

 

特に、市長と副市長が、知事と副知事が、方向性に違いがあると、話は厄介です。

 

 

 

 

今回の台風15号では、清水区の断水が酷かった訳ですが。清水区は水道の水源を、ほとんど興津川ひとつだけに頼ってきました。

 

これは何かあった際に危なすぎる、と言われてきましたし。結構なお金をかけて、静岡市側の安倍川からも水道を引っ張って来ていたけれど。あんまり現実的な解決策になっていなかった。

 

繰り返しになりますが。災害の発生そのものは仕方ないとしても。単一の水源に頼るとか、構造的に弱い点を放置していると、問題が大きくなるのだろうと思います。

 

 

 

 

結局静岡市静岡県を通じて、清水区内にある取水口を回復するために、自衛隊災害派遣を要請しました。

 

本来なら水道の維持管理は市町村の役目であって、自衛隊が出てくる必要はありませんが。多くの土砂と流木に取水口が埋もれていて、重機が入れず、手作業でやってみたけれどうまくいかなくて時間ばかりが過ぎていくため、遂に自衛隊を要請した、と私は承知しています。

 

色々な意見があることは分かりますが。まずは市として水道の回復に出来るだけのことをやってみるという姿勢に、私は間違いは無いんじゃないかなと思っています。

 

 

 

 

静岡市長の田辺氏も静岡県知事の川勝氏も、あまりに余計な敵を作りすぎていて、ちょっとどうかしているとは常々思っていますが。それはそれ、これはこれで。

 

まあ、でも。自衛隊は防衛が主たる業務であって、災害派遣は従たる業務ですから。安易に要請するのはどうかと思っています。

 

自衛隊災害派遣に限りませんが。重大な災害が起きた場合などで、意見が分かれる決断を、なるべく早くしなくてはいけない状況になった場合に。市長や県知事が行方不明だったり、いるけれど本人が決断の出来る状態では無かったら、誰がどういう権限で代わりに決断するのか、今は決まっていません。

 

実際そうなったら、どうするんでしょうかね?やっぱり選挙して、新たな市長とか県知事を選ぶのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

写真は2020年の2/9に、焼津市の高草山で撮りました。早く世の中が、この写真の空や海のように落ち着いて欲しい、と願いを込めて。