5/6に、愛鷹山へ登りました。

まさひとです。こんにちは。

 

 

 

前回のブログ更新からあと、台風12号による西日本の豪雨災害があり、また、台風13号もありました。今年もあちこち災害が多いなあと思います。雨の降り方も、この暑さも、せめてもうちょっと、ほどほどにならないものか、 って思います。

 

この暑さで毎日のように、熱中症で倒れたひとのニュースが続いていて。いいかげんに高校野球とか、ドームで開催した方が良いだろう、とも思います。

 

 

 

さて。今回は、もうずっと前に登ってきた愛鷹山(あしたかやま 1187m)の記録です。場所は静岡県の東部で、沼津インターが近いです。

 

今年もゴールデンウィークには、お茶刈りとか身内の用事があり、それほど余裕ありませんでした。とはいえ連休ですから、一度くらいは山登りにも行きたいのです。だから相談したところ5/6に日帰りだったら、みんな、何とかなりそうでした。

 

で。5/6なら、新緑が鮮やかで花々も咲いていそうな、ここへ行こうと決まりました。場所も近くだし、距離も標高差もほどほどだし、温泉もあるから。

 

 

 

一緒に行った先輩は、もうずっと前にブログをアップしています。

静岡の山と渓 愛鷹山 馬場平

 

当日のGPS記録はこちらです。 

愛鷹山&馬場平 - 2018年05月06日 [登山・山行記録] - ヤマレコ

 

温泉は近くに幾つかあります。私たちは終わってから、ホテルニューウェルサンピア沼津で温泉に入るつもりでしたが。時間と天気が厳しくなったので、取りやめています。

沼津のホテル、天然温泉、ニューウェルサンピア沼津

 

 

 

では、写真を見て行きましょう。

 

 

 

8時ぐらいに、いつもの水神さん前の駐車場へ集合です。すっごく久しぶりに私たちはEくん一家と会うことができて、ちょっと感激しました。元気そうでなによりです。

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位牌岳の登山口まで来ました。ここでEくん一家とはお別れです。今すぐには難しいとしても、また、いつか一緒に山登りができたら良いな。

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水神さんから1時間ほど林道を歩いて、今回の私たちは柳沢橋から山登りをスタートです。いきなり急な登りが続きます。

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ここなどは水が流れていて、平らなところもあります。テント泊向きですね。

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尾根を乗り越えて、トラバースして、沢を幾つも横切っていきます。新緑が綺麗でした。ツツジとか色々な花も咲いていました。

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この辺りはルートがはっきりしなくって、あちこちに踏み跡がついています。私たちは沢の中を詰めていきました。

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稜線の鞍部まで登り詰めました。遠くに南アルプスが見えます。

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標高はそんなに高くないけれど、見晴らしが良くて気持ちいいところです。自然林が広いから、春や秋にもオススメですね。冬はこの辺りの山々だと、標高は1000mより低くても雪の備えが要ると思います。

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私と3人は愛鷹山の頂上へ登ります。他の3人は、さっきの鞍部で待っています。頂上からは富士山も見えました。

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愛鷹山の頂上のすぐ下ですが、愛鷹明神があります。お参りして、安全を願ってきました。

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いったん鞍部まで下りてから、今度は7人全員で馬場の平へと登り返します。12時を過ぎるぐらいから、この辺りは急に天気が崩れてきました。ううむ、どうしたものかなあ。

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とにかく馬場の平までは登りました。時間も予定より遅れていて、さらに天気がこれだけ崩れてきました。この先をどうするか相談して、結局、ここ馬場の平で引き返そうと話がまとまりました。

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天気がぐんぐんと悪くなってきました。市街地は晴れていて、山のこの辺りだけなのでしょうが。こうなるといつ雨が降り出してもおかしくないです。

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登って来たルートを、また下ります。林道まで出てしまえば、あとは雨が降ってきても何とかなるだろう。

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柳沢橋まで戻ってきました。やれやれ、どうなるかと思いました。まあ、予定とは違ってしまったけれど、これはこれで楽しい山登りになったと思います。

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柳沢橋から、あとは登って来た林道を歩いて、水神さんの駐車場まで戻っても良かったのですが。おそらくここから水神さんまでの山の中にもルートがあるはずだ、と私は思いました。

 

林道を僅かに戻ると、一服峠から伸びている尾根の上のルートがあります。こっちの登山口の反対側に、おそらく水神さんへと続くルートがありました。直前に整備されたらしく、まずまず信用できそうでした。

 

相談して、ちょっと歩いてみて。では、こっちに行ってみようと決まりました。この新しく整備されたルートは、沢沿いにぐんぐんと下って行きました。

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この新しいルートですが、けっこう下ってから沢から離れて、トラバースしていきました。そして、おそらく元々の、尾根通しに付いていたルートと合流します。合流点には、この石碑が設置されていました。

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あとは尾根通しにルートを下っていって、水神さんからちょっと離れた三差路のゲート前に下りてきました。ゲートからは舗装された道路を歩いて、水神さんの駐車場まで戻って、そこで解散しました。

 

 

 

以下は、感想です。 

 

 

 

今回の私たちが歩いたルートは、まあまあ、それなりに整備されています。整備されていますが、しかし歩く時には、なるべく地図を読みながら、さらにGPSがあるのなら活用する方が良いです。

 

ルートそのものに危険と言うほどの箇所は、まあ、無いけれど。こういう里に近くて標高が低めな山々には、どうしてもあちこちに農作業や林業とか電波の中継塔などなど色々な踏みあとが付いているものだから。いったん道に迷うと、ちょっと、手に負えないのです。

 

 

 

有名な山とか、大人数だったりすると、遭難や事故は大きく報道されがちですが。そういう大きく報道されるような遭難や事故よりも、実際には些細な、道迷いとか、バテて動けなくなったとか、そういう遭難や事故が多いのです。特に報道にもなりませんが。

 

だから、山登りに行くのだったら、出来るだけ地図を読みながら行動する方が良いですし。状況が許すのなら、GPSだって使う方が良いです。

 

GPSがあれば地図なんて要らない、という意見もあるみたいですが。今進んでいるルートが正しいのか間違っているのか?このあとどういう展開が待っているのか?全体で距離や標高差がどれくらいなのか?もしルートを間違えるとしたらどのポイントなのか?こういう色々にGPSそのものは答えてくれません。

 

 

 

そして、山の中で地図を読む習慣があると、おそらくここに踏み跡はあるはずだ、と感じるようになります。柳沢橋から水神さんまでの山のルートなどです。

 

林道が通じてしまうと、一般的な傾向として、みんなそっちの林道を歩きがちですが。林道が通じるまでのルートは、尾根の上を歩いていることが多いです。もちろん岩やガレとかザレがあって、迂回していることも多いですが。だいたいは、尾根の上を歩いていることが多いです。

 

 

 

山の中で歩きながら地図を読むことは、安全のためでもありますが。基本は楽しむためですよと、地図を見ながら歩くことで、発見できる楽しみもあるのですよ、と私は思います。

 

5/27に、パトロールへ参加しました。

まさひとです。こんにちは。

 

 

 

 

まず。6月18日の朝に大阪で起きた地震には、私もびっくりしました。何となく、関西では大きな地震のイメージが無かったのです。どうか被害が少ないように、と。そしてまた、不幸にして亡くなられたかたのご冥福を、願っています。

 

とはいえ、建築の世界の末端にいるひとりとして、ひとつ、どうしても言っておきたいのですが。「安全にはお金がかかる」のです。

 

だからもしも、安全性に問題があるブロック塀を通学路に作ってしまい、結果として犠牲者を出してしまったことを、真摯に反省して改善しようと思うのなら。既にあるブロック塀の点検や改修は、必ず専門の業者へ頼みなさい。教員やPTAなど素人が点検したところで、何か分かるたぐいではありません。大事なことだから二回書きますが、「必ず専門の業者へ頼みなさい」。

 

 

 

そもそも今回のように、安全性に問題があるブロック塀を通学路へ作って放置してしまった原因が、どこにあるのかと考えるなら。「金を掛けたくないから、本来なら必要な安全性を無視して、こういうものを発注して作らせておいて、しかも出来てからずっと点検も改修も怠ってきたから」ではありませんか。

 

でも、それでいてまた今回も、専門の業者に頼むと金がかかってしまうから、金のかからない教員やPTAが点検するというのならば。同じことの繰り返しではないのか、と思います。いったいどこに反省があるのかと思います。

 

 

 

 

さて。5/27ですが私は所属会の先輩たち9人と静岡市内で、みどりの道のパトロールへ参加しました。所属会が担当しているルートは、大きく別けると4つです。今回のように10人ぐらい参加者がいると、やり繰りはずいぶん楽になります。

 

当日のGPS記録はこちらにあります。 

みどりの道のパトロール(俵峰〜林道) - 2018年05月27日 [登山・山行記録] - ヤマレコ

 

 

 

私は6時50分に静岡駅へ到着するMさんを待っていました。その待っている時に、もう集合しているK先輩から電話がありまして。私とMさんのふたりで、俵峰から林道までの間をパトロールして欲しい、とのことでした。

 

私はどこでも構わないですし、担当している4つのルートは一通り分かります。今回は参加者が多いので、4つのルートのうちのひとつを、林道の上側と下側とさらに別けています。林道の上側はK先輩たちで見て回るので、林道の下の側だけを私とMさんのふたりで見てくることになりました。

 

K先輩は、もうずっと前にブログをアップしています。

静岡の山と渓 稜線に林道が!

 

 

 

 

では、当日の写真を見ていきましょう。

 

 

 

 

そんなこんなで、私とMさんは俵峰の集落の奥に向かいます。集落を過ぎて、茶畑の奥に登山口があります。

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スタートして、もう、すぐにルートが草でいっぱいになっていました。さっそく草刈りです。

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ここはかつて、沢沿いに付けられていたルートが崩れたために、ルートを新たに付けなおしたところです。朝の電話ではK先輩から、特にここの状態を良く見てくるよう言われています。トラロープとピンクテープで、崩れたところを迂回するように、新しくルートが付いています。

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まあ、いつかは、こっちの新しいルートも崩れてしまうのかも知れませんが。とりあえずしばらくの間だったら、この新しいルートで何とかなると思います。たぶん山に慣れているひとだったら、それほどの問題は無いんじゃないかな。そして山に慣れていないひとは、こんなところには来ないと思うのです。

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コアジサイがいっぱいに咲いていました。

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もう一枚。

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この先はトラバースが続きます。

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テープを付けて、倒木を処理して、指導票を書き直して、パトロールは続きます。

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放棄されたワサビ田と、その沢の上流に掛かる橋まで来ました。

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橋を過ぎた直後ですが、ルートが崩れかけています。今回の私たちが見て回った範囲では、ここが一番危険でした。一緒に行ったMさんが、その、ルートが崩れかけているところを越えようとしています。ロープこそ付いていますが、さて、どうしたものかなあ。さすがに私たちだけでは、もう、ちょっと、手に負えない状況です。

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上の林道が見えてきました。林道と交わる前後を草刈りです。

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俵峰から伸びてくる林道まで来ました。たっぷり休憩したら、また草刈りです。

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草刈りの前です。林道に出てくるところ。1年で春と秋の2度だけでも、草刈りをやるのとやらないのでは、ルートの状況は大きく変わると思うから。これで完璧とか、そういう事は思っていないけど。出来るだけのことはやろうと、そう思います。

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草刈りの後です。林道から上へ進むところ。さあ、では、ぼちぼちルートを戻りましょう。

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台風とか大雨とか、逆に大雪があると、ルートは大きく破壊されてしまうこともありますが。最近はそういうこともあんまり無くて、助かっています。

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沢の淵を通過します。ここでも、もう、上の方はオーバーハングしていますから。そのうち崩れる気がします。

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放棄された茶畑の中です。ここも行きと帰りに草刈りです。私は全く詳しくないのですが、ワラビとかゼンマイとか色々な山菜が、大きく育っていました。

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今回のパトロールは、まずまず順調に進んで良かったです。俵峰の駐車場まで戻ってから私たちは、私たちが下り返した林道の、その上をパトロールしているK先輩たちを迎えに行きました。

 

 

 

ところで。ここ俵峰の集落には、安倍七騎のひとり杉山氏の居館がありました。今でも俵峰には、その杉山屋敷の石垣が残っています。

 

安倍七騎 - Wikipedia

 

で。その杉山屋敷の裏から伸びる尾根のうえに、おそらくは詰めの城があるんじゃないか、という書き込みを見まして。今回、時間があったので寄ってみました。この神社がありました。

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しかし。少なくとも私が見た範囲では、この杉山屋敷の裏から伸びる尾根のうえに、明らかな城跡と呼べるほどのものはありませんでした。見当たりませんでしたが、とはいえ、杉山屋敷の裏から伸びる尾根があるのなら、最低でも空堀くらい作って、断ち切っておくような気もしますが。どうなのか、よく分からない。

  

終わってから私たちは静岡市内にある美肌湯(びじんゆ)へ寄り道しました。
http://ofurocafe-bijinyu.com/lounge

 

 

 

あとは、今回のパトロールを終わっての感想ですが。

 

 

 

安全には、どうしてもお金がかかるし。更に言えば安全には、手間もかかるのです。

 

最低限に必要なお金さえもかけないで構造物を建てさせたなら、鉄筋を間引くだとか、コンクリートを水増しするだとか、そういう不正が行われても全く不思議では無くて、どうしても安全性に問題が起きてしまいますし。だいたい注文したからといって、注文した通りに出来ているとも限りません。更に言えば完成時は合格でも、年月を経るうちにダメになってしまう事もあります。

 

だから建築物や構造物は、最初に安全性が確保されたものを作らせるためには、どうしても最低限のお金を掛けないことには話が始まらないですし。いったん作ったからといって、必要な点検や改修を怠っていたら、やっぱり安全性は確保されないのです。

 

 

 

たぶん、何だってそうなのでしょうが。

 

 

 

という訳で。少なくとも私は、必要な代金をお客さんから頂くことは、業者の側のためばっかりではなくて。まわりまわって、お客さん側のためでもあると思っています。

 

そしてまた、点検や改修も、やっぱり必要だと思いますから。今回のパトロールのように声を掛けてもらえれば、状況が許す範囲で、なるべく参加しようと思っています。