10/8に、井川をドライブして回りました。

まさひとです。こんにちは。

 

 

 

9/16~18の3連休で私は先輩たちと、北アルプスの燕岳へ登る計画でした。でも台風18号がまさかのコースに進んだため、残念ながら中止されています。

 

今年の山登りは雨が多くて、仕方ないけれど計画を中止してばかりいます。更に言えば勤務先では、この先は土曜日をひょっとすると全て営業するのかも知れないし。家族親戚の用事とか、住んでいる地域の用事とか、色々な用事に追われてばっかりで、何だか年々と山登りから離れている気がします。

 

いまこれを書いている10/21にも、また台風21号が日本直撃コースです。ううむ。とにかく被害の少ないことを願うばかりです。

  

 

 

さて、10/7~9も3連休でした。その真ん中の10/8日曜日に私は奥さんと、奥さんのご両親の4人で、静岡市内のずっと北側にある井川から畑薙第一ダムまでをドライブして回りました。

 

ずっと前から、このあたりをドライブして回りたいって提案していましたが。なかなかチャンスが無くて、ずっと後回しにされてきた訳です。もちろん遠いから、運転も段取りも楽ではないけれど。今回ちょっと頑張って出掛けてきて、みんな楽しんでもらえたようで、良かったし、ホッとしています。

 

何よりも天気が良くて助かりました。紅葉はナナカマドかな?がちょっとだけ始まりかけていましたが、例年だと見ごろは11月の前半だそうです。いわゆる観光のハイシーズンではまだないけれど、それなりに多くの観光客が来ていました。  

 

 

 

では、写真を見ながら当日の様子などを書いていきましょう。

 

 

 

朝6時に私の自宅を集合&出発しています。途中で何回か休憩しながら、富士見峠まで行きます。富士見峠では朝市をやっている時もありますが、10/8はやっていませんでした。富士見峠の稜線上に、こんな大きな記念碑があるなんて、今まで気が付きませんでした。

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富士見峠から少し井川側へ下ると、ラーメンと定食の「じんきち」があります。何度か寄った時には、たまたまなのかな、休みばっかりでしたが。今も営業は続いているようで、うむ、これはまたいつか寄り道しなくっちゃ。

https://tabelog.com/shizuoka/A2201/A220101/22019630/

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富士見峠の北側には、県民の森がありますが。当日県民の森は工事中で、立ち入り禁止になっていました。

ホーム of kenmori

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富士見峠から大井川側へ下って、井川ダムへ到着が9時でした。井川ダムの歴史や構造を紹介したいけれど、さすがに私の手に余るので、リンクだけ貼っておきます。

井川ダム[静岡県] - ダム便覧

井川ダム - Wikipedia

 

 

 

井川ダムの上から。

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井川ダムの脇には、中部電力の展示館があります。こちらは裏側。表側の駐車場からだと、けっこう階段を上り下りする必要があります。見学も駐車場も無料ですし、内容も充実しています。オススメです。

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展示館の正面側からダム湖を見ると、こんな感じです。でっかいです。

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展示館の正面側からダムの下流側にある発電と送電の設備を見ると、こんな感じです。

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ちょっとだけ、紅葉が始まっていました。

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もう一枚。

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展示館から僅かに歩くと、井川駅があります。かつて私は電車で、ここまで来たこともあります。まだ朝が早いので、駅員さんもお客さんも誰もいませんでした。待合室も鍵がかかっていました。

大井川鐵道井川線 - Wikipedia

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井川駅で、もう一枚。駅の階段の下では、お土産とかおでんなどを売っているお店があります。当日はまだ準備中でした。

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井川ダムと駅を終わりまして、ここからさらに奥へと、畑薙第一ダムまで移動していきます。

畑薙第一ダム[静岡県] - ダム便覧

畑薙第一ダム - Wikipedia

 

 

 

畑薙第一ダムには、11時ごろに到着でした。もう何回目か分かりませんが、またこんなに遠くまで来てしまいました。ここだってまだ静岡市葵区ですが、静岡駅からは畑薙第一ダムまで行くよりも都内へ行く方が楽なんじゃないかなあ。

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まずまず良い天気に恵まれて、とてもラッキーです。みんな喜んでいたし。

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バイクでツーリングに来ている人達もいました。3連休ですから南アルプスへ山登りに来ている人達の車も、専用駐車場とかにけっこうたくさん停まっていました。

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空は青くて、雲が白く、山は緑です。夏だとどうしても空気に含まれる湿気が多いから、もっとずっとぼやけたふうに見えます。秋になると湿気が減るから、こういうふうに遠くまでくっきりと見えて色もはっきりします。

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もう一枚。ダムとしては、なかなかに大きい。

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一般車両通行止めのゲートと、ゲートに隣接する静岡市山岳連盟の指導センターです。かつて私はこの指導センターへ前夜泊してから、南アルプスの茶臼岳へ登りました。たまたまいたかたに、ちょっとお話を伺うことが出来ました。

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お昼になりましたから白樺荘へと戻って、お昼ご飯を食べましょう。温泉も入ります。

南アルプス赤石温泉「白樺荘」|しずおか観光情報 駿府静岡市 最高の体験と感動を

 

 

 

白樺荘という名前だから、たぶん白樺を植えてあるのだろうと思います。

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食堂だけでも利用可能です。メニューは一般的な食事もあるし、お酒やつまみもあります。値段と場所と状況を考えれば、問題なくおいしいレベルだと私は思います。

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あとは交代しながら運転して、自宅に16時半ごろ到着&解散しています。

 

 

 

以下は、今回のドライブの感想です。

 

 

 

今回のドライブで私たちは、井川や畑薙のダムを見て回った訳ですが。実際に見て回る前に、もうちょっとダムの構造とか発電送電の仕組み、そして治水利水の歴史などを知っておく方が、より楽しめたんじゃないかと思います。

 

というわけで毎回ですが、ダムマニアさんのリンクを貼っておきます。

ダムマニア - DAM MANIA

 

 

 

ダムマニアさんも言っていますが。「蛇口をひねれば水が出る」ことは、いま私たちの生活では何となく当たり前のように感じてしまいがちですが、これは決して当たり前ではありません。水を貯めておき、水を送るための施設を作らなくてはいけません。さらには定期的に施設を点検して修理して、維持管理し続けてその結果として出来ることなのです。

 

私たちの目にはちょっと触れにくいところにありますし、何だかまるで必要なだけ使えることが当たり前のような気持ちになってしまいますが。決して当たり前ではありません。水道に限らず、電気でもゴミ処理でも何でも同じです。必要な施設を作って、施設を維持管理し続けて、その結果としていまの私たちの生活している社会を支えている様々な基盤は、基盤として機能しています。

 

 

 

いま私たちの生活している社会を支えている基盤って、水道や電気に限らず、電話や郵便とかゴミ処理に防疫とか色々あります。これらはインフラストラクチャーとも呼ばれますが、本質は建築されたものだけではありませんから。もっと広い意味を指す言葉は何があるのかと思いますが、ちょっと思いつかなくて、こういう表現をしています。

 

こういう水道や電気とか電話に郵便とかゴミ処理に防疫などなど、いま私たちが生活している社会を支えている様々な基盤には、せめて最低限の知識と理解と、更に言えば敬意があるほうが良いんじゃないかな、と思います。

 

 

 

もちろん世の中には、色々な考え方のひとがいますから。電気に反対しても、水道に反対しても、ゴミ処理に反対しても、防疫に反対しても、それ自体は自由なのかなと思うけれど。

 

世の中全体があまりにも知識や理解を失ってしまえば、いまの私たちが生活している社会を支えている様々な基盤は、基盤としてきちんと機能し続けることがどうしても難しくなってくるだろう、と私は懸念しているのです。

 

 

 

繰り返しになりますが、大事なことですから。いま私たちが生活している社会を支えている様々な基盤には、せめて最低限の知識と理解と、更に言えば敬意があるほうが良いんじゃないかな、と思います。

8/11に、縞枯山~茶臼山を歩きました。

まさひとです。こんにちは。

 

 

 

8/11ですが、私は所属会の先輩たち6人と一緒に、長野県の八ヶ岳にある縞枯山(しまがれやま 2403m)~茶臼山(ちゃうすやま 2384m)へ登りました。

 

今年の夏は雨ばっかりで、山登りには向いていませんでした。さらにはみんな勤務先や町内会とかで、用事もいっぱい抱えていて。けれど、やっぱりどうにか都合をつけて、山登りには行きたいのです。そんなこんなで、8/11に日帰りだったら何とか山登りが出来そうで、あちこち調べていろいろ相談して、今回の計画が決まりました。

 

 

 

当日の天気が直前まで何とも言えなくて、中止しようかと迷いました。もともと眺望が良いと聞いていたから、ずっと前から私はここに行きたかった訳です。しかし直前に、何とか雨が降る事だけは避けられる見通しになり、眺望は無理そうでしたが、計画通りに山登りをしてきました。

 

眺望以外の、今回のポイントを幾つか挙げておきます。

①標高が2400m前後で、8月半ばでも涼しそうだった。

②スタート&ゴールの北八ヶ岳ロープウェイには、合格レベルのトイレがある。

③終わってから温泉は外せない。

④できれば、電車かバスか何か乗り物があるとちょっ嬉しい。

 

 

 

今回のGPS記録は、こちらに載っています。リンクを貼っておきます。

縞枯山〜茶臼山 - 2017年08月11日 [登山・山行記録] - ヤマレコ

 

一緒に登った先輩は、もうずっと前にブログをアップしています。

静岡の山と渓 山の日に

静岡の山と渓 北八の花など

 

 

 

では、写真を見て行きましょう。

 

 

 

私たちは、予定では朝の8時前後に北八ヶ岳ロープウェイの山麓駅へ集合するはずでした。でも私の体調がどうも冴えなくて、さらに途中で道を間違えたりしたために、8時半ぐらいの到着となりました。そんなこんなで北八ヶ岳ロープウェイの山頂駅を、私たちは9時ぐらいにスタートしました。予定している距離と標高差を考えるならこれは、絶対にダメというほどではないけれど、ちょっと遅いです。

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縞枯山荘を9:15ぐらいに通過です。ガスガスで、しかも20度以下だと思います。8月半ばだというのに寒いくらいです。

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雨池峠から縞枯山へと登ります。この峠付近の沢ですが実際に水が流れているところを見るのは、なかなか珍しい気がします。

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ガレた石の、急な坂を登ります。このあたりで既に私はバテバテ。もともと体力が少ないところに、寝不足が加わっています。やれやれです。

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10時ごろ、やっと縞枯山の頂上に着きました。こんな天気だから、ひとが少ないです。

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いちおう、縞枯山の展望台に向かいます。お約束ですから。

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展望台に到着ですが、もちろん何も見えません。仕方ない、こういう時もあります。最年長のリーダーがいちばん元気みたいでした。

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縞枯山から茶臼山に向かいます。いったん下って、また登り始めるところを山登りの言葉で鞍部(あんぶ)と言います。馬に乗る時の鞍みたいだから、なんでしょうね。身の周りにある道具のうち、ちょうどそういう形状だったから、みんなそう表現したんでしょうね。

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また、茶臼山まで登りです。私はヘトヘトで、鞍部からロープウェイ山頂駅に戻ろうかと思ったぐらいでした。とはいえ、森は綺麗です。

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茶臼山の頂上へ11:40に到着して、12:30ぐらいに出発しています。茶臼山にも頂上の先に展望台って呼ばれているところがあり、もちろん私たちも寄ってみましたが、何も見えませんでした。残念ですが、仕方ない、また来ます。

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展望台を出て中木場とか大石峠のほうへと下ります。眺望は無いけれど、森はどこまでも綺麗でした。直前に雨が降っているために、ほとんど虫も飛んでいません。小さな花があちこちに幾つも咲いていて、キノコがいっぱいでした。

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ずっと下って、中木場を通過です。ここも条件があえば、眺望が良いところですが。何も見えません。

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さらに下って、大石峠~オトギリ平~出逢ノ辻と通過していきます。このあたりは伸びやかな笹原が広がっていて、何だか八ヶ岳っぽくありません。

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ちょっと元気が出て来た、かな。

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茶臼山が見えました。

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休憩舎を通過です。最悪はここで幕を張って、一晩ぐらいなら何とかしのげるでしょうか。

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ちょっとの間だけ雲が取れて、縞枯山が見えました。

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最後は木道を歩きます。

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山頂駅へ15:25にゴールでした。

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このあと私たちはロープウェイで山麓駅に下り、アクアランド茅野で温泉にはいって、それぞれ解散しました。帰り道では強い雨が降って、なかなか怖かった。温泉のリンクを貼っておきます。

アクアランド茅野 | 茅野市

 

 

 

 

以下は、感想です。

 

 

 

いわゆる山登りのガイドブックの類いって、どれもみんな山登りのベテランの方々が書くことが多いけれど。そうするとどうしても体力や技術があって、難しい部分でも問題なく通過してしまうひとが書いたガイドブックばっかりになってしまう訳です。もちろんそれが悪いことじゃないし、それで問題ないひとも多いのだろうけど、私は時々は主張しようと思っていまして。

  

体力の少なめなひとは、ゆっくり山登りしても、構いませんから。それぞれの体力にあったペースで、ルートで、山登りを楽しみましょうよ、と私は思っています。

 

 

 

みんな色々な事情を抱えて生活していて、お金や時間とか体力その他、勤務先や家族とか住んでいるところの状況が許す範囲のなかでやり繰りして、山登りに出掛けているのだから。日帰りを中心の山登りだって恥ずかしい訳じゃないですし。ゆっくりと登って下りても、それがいけない訳じゃないから。

 

早く行きたいひとが早くするのは自由ですが、ゆっくりしたいひとは別にゆっくりと登って下りてくれば良いんじゃないか、と私は思います。他のひとと比べて本を早く読んでも、あるいは他のひとと比べてご飯を早く食べても、それ自体が偉いのかって考えたら、どうなのかなあと思うから。それぞれのペースで、できれば味わいを大切にしていきたいと私は思うのです。

 

 

 

今回の縞枯山がある八ヶ岳は、ルートも多いですし、山小屋もあちこちにありますから。いわゆる日帰りが標準とみなされているルートでも、途中の山小屋に泊まって1泊2日として計画すれば、時間も体力もずっと楽になります。山小屋に限らず、登山口の近くで前夜に泊まっても、ずいぶん違います。

 

時間でも体力でもハードルは、高く設定するひとがいても良いとは思いますが。現実に勤務先や家族とか地域の色々を抱えながら、それでも何とかやり繰りして山登りに行こうと考えるのなら、ハードルを必要以上に高く設定する必要もないだろうと私は思います。

 

 

 

私たちは、何でも出来る訳じゃないから。色々と抱えていながら、それでもやり繰りして山登りに出掛けていますから。だとしたら、どこかで割りきって、下げる事が可能なハードルは、下げてしまいましょうよと。お金は余分にかかるけれど。

 

そして時間と体力に余裕ができたぶん、ゆっくりと山登りを楽しみましょうよ、と私は思います。