11/26に、蔵田から高根山を経て上河内まで歩きました(東海自然歩道)。

まさひとです。こんにちは。ずっと寒いです。

 

 

 

 

私の勤務先は、12/28までが通常の営業でした。12/29に大掃除や諸々の処理を済ませて、12/29の夕方から冬休みです。今年の12月は何だかとっても寒かった気がします。風邪をひいている人も多いですが。私は特別に体調が良くもないけれど、大騒ぎするほど体調が悪いわけでもなく。まあまあ、ほどほどに日々を送っています。

 

家族親戚とか、町内会とか、やらなくちゃいけないことも多いけれど。全部なんて無理だから、優先順位の低いあれこれは、もう思い切って手を抜こうと決めました。ひとつ具体的にいうと、年賀状ですね。メールでも問題ない人たちには、もう年賀状をやめて、メールで良いにしてもらいます。

 

頑張らなくちゃ話ははじまらないけれど、何も考えないでただ頑張りさえすれば良い訳でもないから。やり繰りというかマネジメントにも頑張っていかないと、体調を悪くしてしまいます。

 

 

 

 

さて。11/26に私は所属会のかたがた5人と、藤枝市にある蔵田から高根山(たかねさん 871m)を経て島田市の上河内までの、東海自然歩道を歩きました。はるか昔にこのルートを知りまして、ずっとずっと行きたかったけれど。場所は近いけれどなかなかアプローチが悪いので、調べては後回しにされていました。

 

大昔はともかく、今は島田市の上河内へバスの路線がありませんし。藤枝市の蔵田も平日だったらバスが朝にありますが、日曜日は遅い時間にならないとバスがありません。とはいえ、自分たちの車だけでなんとかしようにも、このふたつの地点はけっこう遠いうえにつなぐ道があんまり良くないので、やりくりが現実的ではありません。という訳で、いろいろ考えて調べて、今回の私たちはそれなりに人数もいますから、これはもうジャンボタクシーを使ってしまおうと決めました。

 

全体では金谷駅の近くのコンビニで6:45ぐらいに集合です。私も金谷駅で先輩ひとりをピックアップして合流です。先に島田市の上河内の、下山してくる近くへ私たちの車を置いておきます。7:20前後だったかな。ここから手配したジャンボタクシーで、藤枝市の蔵田まで移動します。距離にして30キロくらい、1時間弱かかった気がします。で、8:15ぐらいに到着しました。

 

 

 

 

東海自然歩道の、ウィキのリンクだけ貼っておきます。

東海自然歩道 - Wikipedia

 

一緒に行った先輩は、既にブログをアップしています。

静岡の山と渓 高根山と 東海自然歩道

 

当日のGPS記録はこちらにあります。

蔵田〜高根山〜上河内(東海自然歩道) - 2017年11月26日 [登山・山行記録] - ヤマレコ

 

今回の移動に使ったジャンボタクシーは、金谷駅前にある大井タクシーさんに相談して手配しています。石神社長、お世話になりました。

大井タクシー株式会社 静岡県島田市

 

 

 

 

では、写真を見て行きましょう。

 

 

 

 

東海自然歩道の宇嶺の滝の駐車場&トイレから山登りをスタートします。タクシーの到着が8:15くらいで、準備して、8:30ぐらいのスタートでした。林道をちょっと歩いて、沢沿いの登山道に入ります。

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登山道は沢沿いから、だんだんと沢を離れて尾根上に進みます。このあたりだけは東海自然歩道ではありません。東海自然歩道は蔵田から高根山の頂上近くまでが舗装されていまして、そっちだとつまらないから、私たちは舗装されていない山道を登っています。

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一度林道に出て、また山道に入りますと、巨大なマルカシがあります。これだけ大きくなるまで育つのには、千年ぐらいかかるのかなあ。

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マルカシを過ぎてから、工事のために伐採されたところを通過します。ここからの眺望も、安倍川沿いの山々と富士山が綺麗で、なかなか素敵です。このあとしばらくは、日があたらなくて冷たい風にさらされながら延々と登り続けることになり、ちょっと大変でした。

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高根山の頂上へ10時前後に到着です。風が冷たいですが、西側の眺望が良いです。何人か登ってきていましたが、みんな高根山だけに登っているみたいで、東海自然歩道を歩いたのは私たちだけだったみたいです。

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先が長いので、休憩をほどほどに終えて頂上から動き出します。誰もいなくて静かです。

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鮮やかな紅葉がありました。とっても満足です。何の木でしょうか。

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ここで伐採地に出て、急に視界が開けました。北側の眺めが良いです。あずまやもあり、眺望をたのしみながら予定外の休憩です。

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どれだけ眺めても飽きませんが、まだまだ先が長いから、休憩をほどほどに切り上げて動きます。とりあえず心配していたほど、時間も天気も危ない展開はないみたいで。このあたりから少しホッとしてきました。

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綺麗に手の入っている茶畑を進みます。

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西向の吊り橋です。この下は川ではなく道路です。トイレも吊り橋の下にあります。吊り橋の手前に4体のお地蔵さまがありました。

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吊り橋のあと、また登り返しがあります。この辺りで何体かのお地蔵さまや石碑みたいなものがありました。古い秋葉道だから、そういうものもあるのでしょうか。

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上河内の周りですが、当日は山を走ってポイントごとに写真を撮るイベントが行われていました。何組かの人たちが、吊り橋その他まで走って登って来ては、写真を撮って下っていきました。

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笑い仏で最後の休憩です。

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天気とか時間とか車のやり繰りとか、色々心配だったけれど。もうここまできたら、まず大丈夫でしょう。

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最後は茶畑のなかを、上河内の集落まで下っていきます。車用の道路は曲がりくねっていますが、ルートはほぼ一直線に進みます。この茶畑こそ、静岡を象徴するというか、静岡そのものというか、静岡っぽい風景です。

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身成川の橋を渡ると、上河内の集落へと着きます。

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上河内の集落のなかを、あらかじめ置いてきた車までぶらぶらと歩きます。私たちがちょっとだけ歩くには素敵な集落なのですが。しかし病院もスーパーも学校も遠いから、日々の生活は決して楽じゃないのだろう、と思います。

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終わってから私たちは、川根温泉笹間渡に寄り道して解散しています。11/26当日の川根温泉は、猛烈に混雑していまして。私の側はSLの写真だけ撮って、温泉には入らずに帰りましたが、女性陣4人は頑張って入ってきたみたいです。リンクも貼っておきます。

川根温泉 ふれあいの泉

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以下は、感想です。

 

 

 

 

東海自然歩道は、もちろん存在は知っていたし。過去にはあちこちで何回か、短い間ですが通過したこともあります。ですが、まさか自分がこういう、東海自然歩道だからこそ歩いてみよう、などと先輩たちへ提案して実行するとは、あんまり予想していませんでした。でも、実際に登って下ってみたところ、これはこれで楽しいルートでした。東海自然歩道は舗装されている区間もわりと長いですから、そこらへんはあんまり興味ないのですが。

 

まあ、でも。そもそも東海自然歩道の起点になっている東京都の高尾山の前後だとか、静岡県内だったら秋葉山の前後とか、他にも山梨県内だったら足和田山の前後とか、こういう区間は行ってみたいです。

 

 

 

ところで、今回私は金谷駅前で先輩が電車から下りてくるのを待っていた訳ですが。JR金谷駅のすぐ目の前が、元の東海道の宿場なんですね。金谷駅前にある案内を読んでいたら、金谷宿から山を越えて谷を越えて日坂宿まで、元の東海道も歩いてみたくなりました。

 

舗装されているみたいだし、いわゆる山登りとはちょっと違うけれど。他には、そうだなあ、元の東海道を歩いて箱根越えも、これはこれで行ってみたいです。

11/3に、登山道の整備へ参加しました。

こんにちは、まさひとです。

 

 

 

11/3に私は所属会の先輩たちと、静岡市内でみどりの道のパトロールへ参加しました。例年ならもうちょっと早い時期に行われますが、今年は雨や台風で実施がずれ込みました。

 

GPSの記録は、こちらを見てもらえたら。

俵峰から真富士山(みどりの道のパトロール) - 2017年11月03日 [登山・山行記録] - ヤマレコ

 

当日朝に集合して、相談の結果、私は俵峰から真富士山までをM先輩とふたりで往復と決まり、急いで準備して出発しました。この俵峰~真富士山ルートは、確かに距離も長いですし高低差も大きいのですが。実際に行ってみたら今回はルートの状態もまずまず良くて、ほとんど大きな作業もしなくて済みました。とっても助かりました。

 

 

 

去年も同じ時期に私は、ここのルートをパトロールしていますが。途中のガレやザレに付けあるロープの状態とか、どこにルートがあるのか分かりにくいところとか、木製の橋が腐ってきて何とかしたいけれど私たちでは手に負えないとか、問題が多かったのです。しかし今回は、行ってみたら木製の橋が新しいものに付け替えられていました。びっくりでした。

 

他の部分も、そりゃあもちろん山の中にある登山道だから満点ではないけれど。ルートの状態はまずまず良くて、ちょっと作業するだけで済みました。みどりの道として、家族連れ向き(Fランク)って言うのには、距離も長くて高低差も大きいですし、何よりもガレ場とザレ場を通過しなくちゃいけないので、どうしても躊躇しますが。それなりに山登りを経験しているひとだったら、問題ないだろうと思います。

 

 

 

では、写真を見ていきましょう。

 

 

 

俵峰にある登山口です。ここから真富士山までの往復は、けっこう遠くて。もちろんやって出来ない事は無いけれど、一般向けではない気がします。7時10分ごろからスタート。

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ルートには、上から土が崩れて積もってくるところがあります。定期的に土をどかして、安全に通れるようにします。

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橋が新しく付け替えられていています。びっくりです。以前の橋は状態が悪くて、いつか何とかしないと、と繰り返し言われていましたが。

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大滝を通過します。いつもの状態よりも倍ぐらい水の量が多い気がします。

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こっちの橋も、新しく付け替えられています。以前の橋に使われていた木が、下の沢にバラバラになって落ちています。

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ルートの途中には伐採地があり、北川~西側の眺望があります。天気が良いと南アルプスも見えます。

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伐採地から、もう一枚。

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沢を渡ります。ここの沢沿いを右奥へ進んでいくと、とびっきり素敵ですが。今回はパトロールを優先しています。

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前年11月に私たちが設置してきたロープや指導票も、そのまま特に問題ない状態でした。個人的にはずっと心配していて、今回ここを確認できてすごくホッとしました。

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倒木を処理しています。植林の中は暗いです。光が差し込まないから下草も無くて、だから虫もいない。

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最後の大きな登り「胸突き八丁」を登り切ると稜線です。へとへとになって稜線まで登り切ると、紅葉が綺麗でした。

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主稜線の東側にある山々ですが、どこが何なのか分からなくて。高ドッキョーかな?

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何回も来ていますが、紅葉がこんなに綺麗だとは全く知りませんでした。

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トロールとは関係ないけれど、紅葉の写真も幾つか挙げておきます。

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紅葉。

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真富士山の頂上にある展望台へ着きました。平野からのルートを整備してきた先輩たち3人と合流しました。

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ほどほどにパトロールを再開して、稜線上を下ります。ルートははっきりしていて、問題のない状態です。これは途中にある指導票の文字が薄くなってきたところを、書き直しています。

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稜線上にある一本杉の分岐点です。ここから稜線を離れて、俵峰に向かいます。

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15時半ぐらいに俵峰の登山口へ戻りました。あとはレポートを渡して、解散しています。

 

 

 

以下は、感想です。

 

 

 

安倍川沿いの山々って、どこも基本的に杉や桧の植林されたところばっかりで、ほとんど変化も眺望もないルートを延々と登って下りるものです。しかし真富士山の頂上から主稜線の上にかけては広葉樹が広がっていて、11/3は紅葉がとても綺麗でした。紅葉が綺麗で、暑くも無く寒くも無くて、虫もほとんど気にならないぐらい減った11月の時期は、山登りに一番良いと思うけれど。今回私たちは山の中で、1組2人に遇っただけでした。ううむ。

 

まあ、確かに全国的には真富士山といえども無名なんだけど。山も良いし、周りというか静岡県中部には温泉とか飲み食いも充実しているし。真富士山を含めた静岡県中部の山々にも、もうちょっと首都圏や中京圏から注目が当たれば良いなあ、とパトロールへ参加するたびに私は思っているのでした。

 

 

 

山登りをするひとは、山登りだけをして帰ってしまう事がどうしても多いけれど。私は色々な意味で、せっかく来たのにもったいないなあと思っていて。状況が許すのなら、なるべく温泉にも入って、飲み食いとか買い物もして、泊まったって構わないと思いますし、なるべく疲れ過ぎないように計画しようと思います。

 

そして、サッカー観戦とか他の趣味の方々を見ていても、同じように感じてしまうことがあります。サッカー観戦なんかはそれ自体にお金と時間がかかるから、どうしようもない場合はあるのでしょうが。せっかく来たのだから、その土地にある温泉へ入って、飲み食いとか買い物もして、泊まっていけばもっと楽しいんじゃないかなあと思います。

 

 

 

山登りだけを済ませたら、スタジアムでサッカー観戦だけを済ませたら、目的の用事を済ませたら、あとはその土地で何もしないでまっすぐ帰って行くなんて、ちょっともったいないと思います。どうしようもない場合は、まあ、仕方ないけれど。

 

繰り返しになりますが、静岡県中部には温泉とか飲み食いも充実しているし。山登りとかサッカー観戦とか、もちろん仕事でも構わないけれど、たまたま静岡県の中部へ来た方々が、終わり次第すぐに帰るのではなく、ちょっとでも静岡県中部の色々を楽しんで貰えたらいいな、と思います。