白駒池~にゅう~中山~高見石(後半の8/12)

まさひとです。こんにちは。

 

10/11~13にかけて日本を縦断した台風19号は、大きな被害をもたらしました。震災から8年が過ぎたのですが、しかし水に浸かった住宅を見ると私は今でもつらい気がします。このたび被災されたかたがたに、心からお見舞い申し上げます。そして不幸にも亡くなられたかたがたへ、心よりご冥福をお祈りいたします。

 

この規模の災害だから、かりに50年前だったら死者・行方不明者は伊勢湾台風なみに5000人を超えたかな、という気もします。もっと言えば関東大震災は10万人でした。対策は進んでいるのかな、という気もしますが。しかし防災には終わりがない、という気もします。

 

 

 

 

目次

①概要

②当日の写真など

③感想

 

 

 

 

「概要」 

さて、前回の続きです。8/11~12に私は所属会の先輩3人と、白駒池~にゅう~中山~高見石と歩いて回りました。後半の8/12ぶんを書いていきます。

 

当日のGPS記録はこちらです。

白駒池〜にゅう〜中山〜高見石 - 2019年08月11日 [登山・山行記録] - ヤマレコ

 

前半の8/11はこちらです。

白駒池~にゅう~中山~高見石(前半の8/11) - まさひとのぶろぐ masahito0989's blog

 

 

 

 

 「写真など」

では、8/12の写真を見ていきましょう。

 

 

 

8/12に白駒荘で頂いた朝ご飯も、こんなに豪華でした。朝の気温は10度で、だから8月でも瞬間的には10度を下回る時があってもおかしくないのだな、と思います。白駒荘の、私たちの泊った新館には雨樋が無くて雪止めの金具も無いのが職業柄、どうしても私は気になりました。

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7時過ぎに白駒荘を出発します。池の周りを歩いて、にゅう、に向かいます。この辺りは木道が整備されています。ありきたりですが、原生林と苔が素晴らしかった。

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白駒湿原に出ました。周りがわずかに高くなっていて、だから水がはけ切らず残ってしまうんだな。

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しばらく、黙々と登ります。このルートは何となく、標高差があんまり無い気がしていましたが。実はそれなりに登って下りるところでした。女性のひとりが、ちょっとペースがあがらなくて。まあ、でも、ここだったら何とかなると思います。

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けっこう登って、にゅう、に着きました。眺めのいいところだと聞いていましたが、素晴らしい。目の前には天狗岳や硫黄岳がすごい迫力です。

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北側を見ています。写真の手前には白駒池があります。写真の真ん中には、茶臼山縞枯山があります。このふたつの奥に、蓼科山が重なって見えます。左側でちょこんと盛り上がっているところが高見石ですね。

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南側を見ています。富士山が見えました。他にも、あのへんが浅間山かなあとか、いっぱい山が見えましたが、どこがどの山なのか、さっぱり自信ないです。

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後ろに天狗岳と硫黄岳が、前には稲子岳です。稲子岳も、クライミングとかバリエーションルートをやっているひとだったら、何とか登ったり下りたりできるものでしょうかね。。。

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にゅう、で打ち切って帰ることも考えましたが。天気はもちこたえそうだし、予定通りに進もうと決めました。分岐点に来ました。予定よりもずいぶん遅れていますが、ここから私たちは中山を経て高見石に向かいます。

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中山まで来ました。女性のひとりが、ややバテ気味です。休みながら行くとしましょう。この前後でM大先輩が、ストックの使い方を講義しています。無理にストックを2本で使うことはないと、岩がちなところはストックよりも手で岩を掴むほうが安全側だと、そんな話でした。

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八ヶ岳はルートが岩がちなんですが、つまり冷えて固まった溶岩の上に、土が僅かだけ覆いかぶさって出来ているところなんだなと。だからこういう登山道とかは、僅かしかない土が除かれてしまって、元々の冷えて固まった溶岩がむき出しになっているところが多いのだな。

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高見石の小屋へ着きました。中学生ぐらいかな、の集団が軽装で登って来ていました。家族連れも多かった。

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小屋の横から高見石にも登りました。お母さんの制止を全く聞く耳を持たずに、勝手にひとりだけで高見石の一番上までどんどん登っていく10歳ぐらいの男の子がいまして。まるでM大先輩だな、と私は見ていて思いました。

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時間があれば丸山にも行こうかなと思いましたが、やや遅れているので今回は高見石までで終わりにしようと決めました。このあと私たちは白駒荘で預けてきた荷物を回収してから、駐車場へ15時にゴールしています。すっごく楽しかったし、いつかまた来ます。

 

終わってから私たちは「縄文の湯」へ寄り道しました。

尖石温泉縄文の湯 - 茅野市ホームページ

 

静岡県へ帰る途中に、身延駅前にある「ゆたか屋」さんで天ぷら蕎麦を食べました。

ゆたかや - 身延/レストラン(その他) [食べログ]

 

 

 

 

「感想」

今回も感想を4点挙げておきます。

 

 

 

①「何とか、やりくりできて良かった。」今年の私は法要をはじめ、抱えている用事が多くて休みの日もバタバタしていまして。夏休みに山登りはもちろん行きたいけれど、燕岳とか北岳とか赤石岳とか聖岳などなど、例年のような頑張って時間をかける山登りはさすがに難しい状況でした。

 

そんななかでも先輩たちと相談して、こういう計画にうまく落とし込めたことが良かったな、と思います。

 

 


②今回の、白駒池~にゅう~中山~高見石というルートは、いわゆる八ヶ岳にあるルートの中だと、あんまり登る人が多くなくて。どちらかといえばマイナーで地味なところだと思います。

 

でも実際に登ってみたら、それなりに距離も標高差もありますし、にゅうの眺めは素晴らしかった。中山も高見石も良かったし、全体の森や苔も素敵でした。

 

 


③今回の泊ってみた白駒荘が、新館は去年秋にできたばっかりでした。まだとても新しくて現代的で、個室がありお風呂もあり、食事が美味しくてお酒も各種そろっていて、素晴らしかった。

 

本格的な山登りをする人たち向けでもありますが、観光客も意識して受け入れていこうとしているのかな、と思いました。ふつうにホテルみたいでした。

 

 


④「霧ヶ峰って、本当に霧ヶ峰なんだな」と思いました。この感想は、文章にするととても長くなるので、改めてブログに1本書こうと思います。

 

 

白駒池~にゅう~中山~高見石(前半の8/11)

こんにちは。まさひとです。

 

 

 

 

台風15号による、千葉県を中心とした大きな災害に、私も少しですが寄付してきました。そして、これを書いている今また、台風19号が発生していて。10/12~14の3連休ぐらいに、おそらく日本へ接近すると予測されています。

 

今年は台風の当たり年だなあと思いますし。電力会社とか自治体の職員とか、さらには自衛隊の派遣されたかたがたには、感謝と、あんまり無理しすぎないでほしいなと思います。

 

 

 

目次

 ① 概要

 ② 移動と観光と

 ③ 白駒池&白駒荘 

 

 

 

 

「概要」

さて。8/11~12に私は所属会の先輩たち3人と一緒に長野県ですが、八ヶ岳にある白駒池~にゅう~中山~高見石を歩きました。今年の私は、3月に身内が亡くなったこともあり、法要とかに頑張ってました。もちろん山登りには行きたいけど、いつものように本格的な夏山へ向かうのには、ちょっと状況が厳しいかなあ、と思ってました。頑張るのは、法要とかだけで十分だと思うのです。

 

それで、所属会の先輩たちと状況を相談して。この、8/11~12に半分旅行で半分山登りみたいな計画だったら良いんじゃないの、と話がまとまりました。

 

 

 


ここ白駒池~にゅう~中山~高見石をぐるっと一周歩く計画だったら、山登りとしてはわりと楽な標高差で距離ですし、ルートも整備されています。そして8/11は15時を目安に白駒荘へ着けば問題ないので、極端に自宅を朝早く出発する必要がありません。時間に余裕があるから、諏訪インターを降りてから八ヶ岳へ入るまでに、諏訪大社諏訪市博物館などへ寄り道もできます。

 

さらには白駒荘が建て替えられたばっかりで、お風呂とか個室があり、トイレも新しく、何よりも食事が素晴らしいですから。8/11~12の天気が心配でしたが、仮に雨でも白駒荘までだったら、何とかたどり着くことが出来るだろうし。そして白駒荘なら、泊って食事だけでも十分に価値があるだろう、と思ってました。

 

 

 


結果として、まずまず晴れました。今回は私と、大先輩のMさん、そして女性のTさんとOさんの4人で行ってきました。私とM大先輩は大広間で雑魚寝して、女性ふたりは個室でした。個室だと女性は特に楽なんじゃないかな。車1台で移動です。

 

当日のGPS記録はこちらです。

白駒池〜にゅう〜中山〜高見石 - 2019年08月11日 [登山・山行記録] - ヤマレコ

 

内容が多いため、前半の8/11と後半の8/12にブログを分けてアップします。 

 

 

 

 

「移動と観光と」

8/11ですが静岡県内あちこちをほどほどに出発して、途中に何度か休憩して、それでも諏訪インターに10時半ごろの到着でした。諏訪インターを降りて、最初に私たちは諏訪大社の上社本宮へお参りしました。

上社本宮 | 信濃國一之宮 諏訪大社(公式サイト)

 

おそらく私は二回目かなと思います。見どころが多い神社です。当日はすごく混雑していまして、他にもいっぱい写真を撮りましたが、他の人が写っているので掲載はやめておきます。

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このとき諏訪大社の上社本宮では、初宮参りが行われていまして。遠くからその様子を見ていたのですが、さまになるなあと感じました。初宮参りとか、そういう神事が行われているあいだは、写真撮影をご遠慮くださいという注意書きがありまして。神主が全身全霊でお祈りするために、集中を損なってしまいかねないことは、遠慮してくださいとのことでした。

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次に私たちは神社のすぐ目の前にある、諏訪市博物館へ行きました。諏訪市博物館は神社とは逆にけっこうすいていましたが、展示されている内容は本格的でした。たいへん気に入りました。ここは有名じゃないけど、オススメです。もっと早くに来ればよかった。

諏訪市博物館

 

諏訪市役所のサイトにある、展示室の写真を1枚貼っておきます。

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お昼ご飯は、テンホウ諏訪インター店でラーメンとか定食とか餃子をいただきました。ここテンホウは、長野県内を中心に展開している飲食店です。長野県外ではあんまり知られていませんが、今回食べてみて、とても気に入りました。メニューがすっごく多いですし、値段も安めです。あと、禁煙ですね。

みんなのテンホウ | 長野県のラーメンチェーン

 

公式サイトにある写真を貼っておきます。

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「白駒池&白駒荘」

お昼ご飯を済ませたら、では、白駒池&白駒荘へ向かいます。

北八ヶ岳 白駒池 白駒荘|公式ホームページ

 

 

 

 

麦草峠に14時50分ごろの到着です。駐車場はどこも混雑していました。ここから白駒池&白駒荘までは舗装されていない道を15分ぐらい歩きます。もちろん山登りの人たちだって多いのですが、ここは観光地でもあり、だからそういう格好の人たちも多かった。

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白駒荘に到着したら、チェックインを済ませます。館内とか食事時間とかの説明を受けてから、部屋で荷物を片付けます。女性のふたりの個室が、本館ではなく新館に用意されていて、そのぶん値段は高くなりますが、綺麗で快適で、女性のふたりは感激していました。

 

白駒荘の写真も撮りましたが、どうしても他の人たちが写っているので掲載はやめて、池の写真だけにしておきます。

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まだ時間に余裕がありましたので、私はひとりだけで白駒池をぐるっと一周歩いてきました。一周すると30分ぐらいかな。混雑している時にここは一方通行になるそうです。家族連れもいっぱいいましたが、大掛かりな道具を持ち上げて写真を撮りに来ているひともちらほらいました。

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白駒荘に戻ってから、お風呂へ入って。まだ晩ご飯までに時間がありましたので、ひとりだけで白駒荘の前にあるテーブルで、私はビールを飲みながら池や山や空を見ながらぼんやりしてました。非常に贅沢な時間でした。

 

晩ご飯はこんなにも豪華でした。地元の地酒もいただきました。

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(後半の8/12に続きます。)