2/21に静岡市内で、俵峰~竜爪山牛妻不動の滝、という山登りをしました。

まさひとです。こんにちは。

 

3月になって、少しずつ温かくなってきました。しかし同時に花粉症も、いまがピークを迎えていまして。ちょっと苦しい毎日を私は送っています。

 

Jリーガーとか、バイクレーサーにピアニストだって、きっと花粉症のひともいるはずですが、どういう対処をしているのかと思います。まさか市販のパブロンみたいな、眠たくなってくる薬を用いて、症状を抑えたりするのかな?どうなのだろう。

 

 

 

さてさて、山登りです。このところ週末になると毎回雨になり、あちこち計画していたけれど、延期ばっかりでした。そうしたら2/21は直前になって、天気が良くなると予報が変わりまして。これは何とかして2/21は山登りにいかなくては後悔すると思い、いつものK先輩&M先輩と3人で出掛けてきました。

 

今回の計画をざっと書いてみます。あらかじめ車一台を丹野という集落の奥ですが、牛妻不動の滝駐車場に置いておきます。もう一台で俵峰に行き、林道を上がったところから山登りをスタートしています。主稜線上の駒引峠という地点に登って、そのまま稜線を南へ進みます。駒引峠~高野~富士山の展望台~薬師岳&文殊岳(このふたつを併せて竜爪山)と進みます。文殊岳を出てからは牛妻ルートを進みます。途中から正規のルートを外れて、丹野集落の奥に下りてきまして、牛妻不動の滝駐車場へゴールです。あとは滝も見て、俵峰の車を回収して解散でした。

 

今回の計画のポイントを挙げておきます。①直前に決まった山登りなので、近くて詳しい地域にある竜爪山を選びました。②でも、あんまり最近では登り下りした事のないルートの方が新鮮で楽しいという訳で、今回は3人ですが車も2台まで使えますから、登りには俵峰のルートを、下りには牛妻のルートを、それぞれ選びました。③更には牛妻不動の滝にある駐車場へ、最後の下りてくるルートの途中から向かう様にして、ちょっと冒険も加えてみました。

 

 

 

[注意] 今回の、途中から牛妻不動の滝へと向かうルートは、決して一般向きではありません。くれぐれも安易に踏み込まないように。

 

既に先輩が当日の写真などをブログにアップしています。リンクを貼っておきます。

静岡の山と渓 龍爪山

 

 

 

では、さっそく当日の写真を見ていきましょう。

 

 

 

前日の2/20にも、なかなかの雨が降りました。だから、なるべく下草の少ないルートで午前中は行動しようと、相談がまとまりました。そんなこんなで私たちは7:45ぐらいに俵峰集落から林道を上がったところにある登山口へ到着して、8時前後からスタートしています。

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植林地帯だから展望もへったくれもありませんが、黙々と登ります。登り始めからいきなり傾斜が急だから、リズムが出てくるまではさすがに苦しいものです。

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8:45ぐらいに駒引峠へ到着です。この駒引峠の周りは、ちょっと特殊な地形をしていまして、地図を読む技量が上がってくると、もう、非常に楽しいですね。峠からは主稜線を南へと進みます。

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9:10ぐらいですが、主稜線が送電線と交わっているところまで来ました。安倍川を挟んで西側にある突先山や高山などが見えます。うむ。そういえば大棚山にももう一度登ってみたいけれど、どういうルートが良いのか私には判断がつかないのです。

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9:15ぐらいに高野へ到着です。この高野および駒引峠の名前については、過去にちょっとした論争がありました。高野および駒引峠の論争については、私よりもずっと詳しい人たちがブログその他で意見を書いていますから。どうか興味のあるかたは、ちょっと検索してみて下さいまし。

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いわゆる竜爪山のメインルートではありませんが、俵峰から登るルートもなかなかに素敵です。今回私も初めてでしたが、もっと早くにこっちから登ってみるべきでした。

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うむ。これは、なかなかに、素敵です。

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10:05に富士山の展望台まで到着しました。平山の集落や穂積神社からの、いわゆる竜爪山のメインルートが主稜線と交わってくるところです。この写真を撮ってからすぐに、もう富士山は雲に隠れてしまいました。ギリギリセーフでした。この展望台から先は東海自然歩道になりますから、標識などが多く設置されています。

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薬師岳1051mの山頂へ10:15ぐらいに到着です。こちらの方が標高は高いしベンチも設置されていますが、一般的には文殊岳の方がずっと頂上っぽいですね。という訳で私たちも写真だけ撮ったら、すぐに文殊岳へ移動です。

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10:30ぐらいに文殊岳1041mまで登ってきました。薬師岳と文殊岳の間にあるコルから見える景色もなかなかですが、文殊岳頂上からの眺望は非常に素晴らしい。この写真は文殊岳の頂上から南側を撮っています。清水区の三保半島と、駿河湾を挟んで伊豆半島も見えていますね。

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同じく文殊岳の頂上からになりますが、今度は北側を撮りました。南アルプスが白く光り輝いています。うむ。またいつか赤石岳にも聖岳にも、茶臼岳にも登りたいです。

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文殊岳の頂上で休んでいたところ、次々に登ってくるひとたちで混雑してきました。という訳で私たちは、早々に牛妻ルートへと下り始めます。牛妻へ向かうルートは、はじめのちょっとだけ則沢に向かうルートといっしょですが、すぐに別れます。ルートが別れてちょっと進むと、稜線の脇に大きな送電線鉄塔が出来ていまして、ここからも西側の眺望がありました。11:30に通過。

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若山の頂上を経て、私たちは東海自然歩道として整備されたルートをひたすら下ってきますと、12:45ぐらいに、標高は610mぐらいでしょうか、新しく出来た林道へ出ました。風が当たらなくて日差しはたっぷりありましたから、この林道上で大休憩となりました。私はしっかりと眠らせていただきました。

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行動を再開して、また牛妻ルートを下っていきます。林道から少し下側の、標高で550mあたりですが、牛妻ルートは尾根から外れて北側に伸びていきます。私たちはここから整備されている牛妻ルートを外れて、丹野集落にある牛妻の滝を目指して山の中へ踏み込んでいきます。

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だいたいこんな感じのところを、地図とコンパスと、僅かな痕跡を手掛かりに下っていきます。しかし倒木が折り重なっていて、なかなかどうにも進みにくいところがありまして。この倒木帯は、念のために持ってきていたのこぎりやテープが大活躍してくれて、何とか突破しました。

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倒木帯を突破した際に私たちは、目指していたルートから北側へと外れてしまったみたいでした。標高だと400m前後ですが、やや放棄されかけた印象の茶畑に出てしまい、状況に困惑しました。見付けた標識に従って、急な細い尾根を慎重に下って行くと、また茶畑とモノレールがありました。写真は途中の茶畑から、文殊岳の方角を撮りました。

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私たちは見付けたモノレール沿いにちょっと下ってみてから、さらにモノレールと別れて尾根通しに下っていき、小さな沢沿いに下って、農道の終点に辿り着きました。14:30ぐらいでした。やれやれ。私が今回の山登りを言いだしましたから、ホッとしました。農道を下って丹野集落へと辿り着きましたが、集落の外れでは河津桜が満開でした。

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丹野集落の中を歩いて、牛妻不動の滝駐車場に置いてきた車へと戻ります。

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おまけとして、牛妻不動の滝にも寄り道してきました。この滝を私は初めて見ました。市街地からごく近いところで、これほど本格的な滝があるなんて、全く知りませんでした。

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あとは、俵峰のスタート地点へ置いてきた車を回収して、私たちは解散しました。

 

 

 

以下は、今回の感想です。

 

 

 

整備されたルートを歩くのも良いけれど、今回のように、一年で一度くらいは冒険的なルートにも挑戦したくなります。

 

とはいえ、何とか無事に丹野集落まで辿り着いた時には、ホッとしました。

 

 

 

山の中で、地図とコンパスと僅かな痕跡を頼りに歩く事が出来るようになってくると、ルートの設定もそれなりに自由になります。自宅で地図を見ながら、あれこれ考えていると時間が過ぎるのが早いです。

 

ひょっとしたら、今まで誰も思いついた事が無いようなルートを、世界中で私が一番最初に思いついているのかも知れない訳で、ワクワクドキドキします。

 

 

 

しかし、それにしても、読図は難しい。難しいけれど、私には何物にも代えがたいほどに楽しい。

 

だから、また、挑戦します。