5/3に、文化のみちを歩く(名古屋市)。

まさひとです。こんにちは。

 

 

 

 

5/8より新型感染症は、5類へと移行されました。私は、いつかどこかのタイミングで5類へ移行することには、基本的に賛成です。でも、果たして今が切り替えに望ましいタイミングなのか、良く分かりません。

 

発熱外来では、これまでの公費負担がなくなって。これからは抗原検査をすると、一定の負担が掛かるのだと理解しています。

 

いずれにせよ、5類になったとしてもウイルスの性質は変わらないわけで。引き続きの感染対策が要ると思いますし。またワクチン接種が出来るのなら、ほどほどに接種しようかなとも思います。

 

 

 

 

さてさて、本題です。山登りも楽しいけれど。せっかくのご縁があって、いま中京圏へ転勤してきたのだから。ここはひとつ、中京圏にある文化財とか史跡とかを見て回るのもやってみよう、と思いました。

 

あちこち調べたり考えたりして、5/3はここ名古屋市内にある「文化のみち」を見て回ろうと決めました。

 

ここだったらスタートとゴールが電車の駅だから、アクセスしやすいです。見どころが多くて、この時期だったら徳川美術館では能と蒔絵の展覧会が行われています。

 

山登りではなく、ウォーキングですが。ヤマレコにもGPS記録を挙げてみたらどうかなと思って、やってみました。

文化のみちウォーキング(名古屋市) - 2023年05月03日 [登山・山行記録]-ヤマレコ

 

 

 

 

では、写真を見ていきましょう。

 

 

 

 

名古屋城駅からスタートします。地上に出ると、すぐに愛知県の県庁があります。昭和13年の完成で、西村好時氏と渡辺仁氏が基本設計していて、当たり前だけど、九段会館っぽいな。

 

 

 

県庁の隣には名古屋市の市役所があります。昭和8年の完成。設計は平林金吾。ビルの躯体なのに、和風の瓦屋根が乗っていて、奇妙な感じがしますね。

 

 

 

本日の見学の第1番目は、名古屋市市政資料館です。元は名古屋控訴院地方裁判所区裁判所庁舎で、今は名古屋市の市政の展示のほか、司法全般の展示が行われています。

 

 

 

市政資料館の正面から入っていくと、吹き抜けの階段とステンドグラスが目に入ります。天井に段差が作ってあり、シャンデリアが下がっています。手すりも珍しい作りですね。壁は漆喰かな。

 

 

 

市政資料館を出てから、カトリック主税町(ちからまち)教会の前を通りました。質素な印象でした。

 

 

 

文化のみち橦木館(しゅもくかん)に来ています。陶磁器商の井元為三郎の邸宅として建てられました。表側に洋館と庭があり、奥側に和館と蔵があります。橦木館の洋館の2階へ上がってみると、ステンドグラスが綺麗でした。この一帯では陶磁器の生産や輸出が盛んだったため、そういう展示がありました。

 

 

 

橦木館の1階の和室と廊下です。現代と違い、当時は洋室って表向きの応接室みたいな場所で、日々の生活は和室が中心だったみたいです。

 

 

 

旧豊田佐助邸にも来てみました。豊田の一族と、TOYOTAグループについて私はあんまり詳しくありませんが。こっちでは有名なのだろうな。

 

 

 

豊田邸の隣ですが、旧春田鉄次郎邸があります。こちらは、お昼まで何かイベントが行われているそうで、公開が午後からでした。またいつか来ます。

 

 

 

文化のみち二葉館にも来てみました。川上貞奴と福沢桃介が共に暮らした家です。解体保管されていたものを、移築復元されました。すっごい混雑でした。入ると大きな吹き抜けがあるホールで、奥には螺旋階段があります。ステンドグラスや、床の模様が豪華です。2階には和室もありました。

 

 

 

私がずっと読んで尊敬している、近代の建築のマニアックなブログをリンク貼っておきます。

名古屋市の文化のみち二葉館(旧川上貞奴邸) : レトロな建物を訪ねて

 

 

 

建中寺です。こういう大きいお寺って、興味はあるけれど、どこまで入って良いのか私には良く分からないのです。

 

 

 

建中寺を出てから、筒井町商店街を歩きます。何かお祭りでもあるのかな、変わった飾りつけが並んでいました。たまたま通りかかったファミリー喫茶「フレンド」さんにて、昼ご飯にします。唐揚げの定食とコーヒーを頂きました。食べログのリンクを貼っておきます。

フレンド - 車道/喫茶店 | 食べログ

 

 

 

徳川美術館&徳川園へ向かいます。入り口が分からずうろうろしていたところ、上品な女性がこの黒門への道を教えてくださいました。ありがとうございます。徳川美術館のリンクを貼っておきます。

名古屋・徳川美術館へようこそ

 

 

 

公式サイトより、今回の蒔絵と能のパンフレットを挙げておきます。すっごく混雑していました。蒔絵も能も、それほど詳しい訳じゃありませんが。本物が持っている静かで圧倒的な緊張感、とでも表現したらいいのかな、を感じました。

 

 

 

続いて、徳川園を歩いてみましょう。

 

 

 

龍泉湖(りゅうせんこ)の周りをぐるっと一周します。外国から来ているかたがたも多くて、アジア系が特に多めだと感じたし。それも昔みたいな大金持ちではなく、ごく一般の庶民が日本で観光している感じでした。



 

徳川園&徳川美術館を出てから、大曽根駅へゴールしています。大曽根駅の南側ですが、ひっそりと石碑が建てられています。これは昭和20年4月7日の空襲からお客様を救い、殉職した大曽根駅職員30名の霊を悼み建立したもの、だそうです。

 

 

 

 

今回も感想を4点挙げておきます。

 

 

 

①山登りでは無く、街を歩いてきましたが。なかなか楽しかった。今回だと私は登山靴にザックですが、そこまで重装備しなくても良かったかな。ただし、暑くなりましたけれど、長袖長ズボンと帽子は必要でした。最低限の食べ物と飲み物も持っているほうが安全側かな、とも思います。

 

 

 

②今回歩いたところは、見どころが特に多いです。もっと欲張って見て回るひとも実際いるだろう、と思いますが。自分ではこのくらいがいっぱいでした。

 

逆に。昼ご飯の他に、喫茶店へ2件入っていますが。喫茶店だって、中京圏を代表する文化でもあるのだから。文化財ばっかりだと疲れちゃうし。きちんと昼ご飯も食べて、喫茶店へ行くのも悪くないかなと思います。

 

 

 

徳川美術館の展示内容は、蒔絵と能というあんまり縁のないものでしたが。見て回って、けっこう興味深かったです。公立の美術館博物館だと、どうしても一般受けを意識するけれど。私立の美術館博物館だったら、やりたいことをやればいいのかなと思います。

 

 

 

④いつか私も、山登りが出来なくなるのでしょう。しかしウォーキングだったら、もうちょっと出来るかなと思います。ウォーキングでも全く構わないので、ずっと引きこもっているよりは、外を歩きたいものです。