まさひとです。こんにちは。
6/3土曜日に私は、中部フィルハーモニー交響楽団の演奏会を聴きに行きました。台風と大雨から1日外れて、たまたまとはいえ、ラッキーでした。
曲目は、モーツァルトのピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491と、ブルックナーの交響曲第4番変ホ短調でした。こういう演奏会でブルックナーは珍しい、と思うな。
思っていたよりもずっと、お客さんが多くて。世の中がだんだんと新型感染症から回復しつつあるのかな、とも思いました。
さて、本題です。5/21に私はひとりだけで、犬山市をぐるっと歩いてまわりました。
直前まで、もちろん山登りには行きたいけれど今私は抱えている用事も多いから、ちょっとどうしたものかと考えてました。色々と調べて考えて、5/21には山登りではなく、この犬山市内を歩こうと決めました。
犬山市は見どころが多くて、以前から行ってみたいところでした。山登りと比べたら、時間的にも体力的にも負担がまだ少ないです。
感染症が5類へと移行されて、この先、犬山市に限らず観光地はどこでも、本格的に行楽客が増えて来るかも知れませんが。まだ今だったら混雑は少なそうでした。
当日のGPS記録はこちらです。
犬山市ウォーキング - 2023年05月21日 [登山・山行記録]-ヤマレコ
では、写真を見ていきましょう。
名鉄の犬山駅からスタートして、城下町をぶらぶらと歩きます。こういう雰囲気が素敵ですが、実際に生活していると、楽なことばかりでは無いのだろうなあ。
まず。旧磯部家住宅へと向かいます。暖簾が掛かっているところがそれです。江戸時代から続く呉服屋で、戦後に製茶、販売業へ転じたとあります。
旧磯部家住宅は主屋に入ってすぐに板の間と番台があり、その奥に座敷があります。天井が高くて、太い柱がむき出しになってます。写真の中庭へ出ると、奥座敷と土蔵があります。いちばん奥の土蔵の2階では、この旧磯部家住宅が改修されている際の記録が展示されてました。
城とまちミュージアム(犬山市文化史料館の本館)や犬山神社とか、犬山丸の内緑地にも寄っています。この、丸の内緑地からいったん下った場所見る犬山城は、国宝にふさわしいですね。たくさんの団体客や家族連れが、集合写真を撮っていました。
針綱神社へお参りしてから、犬山城の天守閣に向かいます。明治4年の廃藩置県に伴って、犬山城も天守閣以外のほとんどの建物は取り壊されてしまいましたが。こうやって天守閣だけでも残って、本当に良かった。
そこまで混雑していないので、予定通りに天守閣の中を登ってみます。中にある階段が傾斜すっごくきついです。天守閣最上階の廻縁(まわりえん)から、南側を見ています。風が無くて助かった。
同じく天守閣の廻縁から、北側を見ています。岐阜城まで見えそう。私の周りでは男の子たちがバタバタ騒いでいて、お母さんが登り下りだけでぐったりしていました。
犬山城を出て、新郷瀬川を渡ります。市街地の川とか水路って、こうやってコンクリートで護岸工事されているのが普通ですが。こうなると魚も貝も住めなくなるのですよね。何をどうするのが良いのか。
有楽苑へ来ました。日本庭園です。苑内には、国宝茶室「如庵」、重要文化財「旧正伝院書院」、古図により復元された「元庵」、その他があります。
日本庭園・有楽苑(うらくえん) | 国宝茶室・如庵(じょあん) | 公式サイト
有楽苑の中にある「弘庵」にて、お抹茶を頂きます(最初だけ私も正座しました)。私なんかが、こういうところへ来てお抹茶を頂いたりしてもいいのか、非常に場違いな感じもしますが。
有楽苑を出て、犬山善光寺と犬山成田山へ向かいます。これは犬山橋、または「ツインブリッジ」です。かつては名鉄線と自動車が、この古い方の橋を一緒に走っていたそうですが。今では自動車は新しい橋を走るようになってます。
犬山善光寺へと向かいます。一般向けの参道というより、これは登山道ではないかな。階段になっているけれど、ずいぶん荒れた印象だなあ。
犬山善光寺の上に登ってみると、公園みたいなところとトイレがありました。展望台もあるらしいですが、良く分からなかった。
犬山成田山へ着くと、こんな眺めがありました。目の前に犬山城があり、木曽川を挟んで遠くに岐阜城なども見えます。
犬山成田山へお参りしたあと、予定より遅れ気味でもありどうしようかちょっと迷いましたが、やっぱりここ白山平山(はくさんびらさん 143m)の頂上まで登ってみるとします。頂上には東之宮古墳(ひがしのみやこふん)があります。愛知県内でも最大級の前方後円墳だとか。
残念ながら犬山成田山から白山平山頂上までのルートは、ほぼ舗装されている道路でした。白山平山から下りて来て、途中にある成田山のお休み処にて、カレーうどんを頂きました。昼ご飯抜きを覚悟しつつあったので、ホッとしました。
犬山駅の東口にゴールしました。ヨシヅヤ犬山店1階の「プロスペール犬山店」にて、アイスコーヒーその他を頂きました。犬山駅の東口には、からくり時計モニュメントがあるのですが、山車の格好をしているのですね。
今回も感想を4点挙げておきます。
①犬山城まで来ていて、それほど混雑していなかったから天守閣にも登ってみたけれど。中の階段の傾斜がきつくて、私みたいに動く前提の恰好したひとはともかく、一般の観光客には登り下りが大変だと思います。現代の建築物では無いので、仕方ないのだけれど。タイトスカートのひととか、結局どうしたんだろう?
犬山城は石垣が、今風の精緻な石垣ではなく、原始的というか野性的な石垣でした。登ってみたくなる気持ちはありますが、どこかの石垣で誰かが登って崩れて怪我したニュースもあり、我慢しています。
②有楽苑にて、お抹茶を頂きました。こういうきちんとした和室は、すごく緊張します。茶碗とか色々なものに興味もあるけれど、うっかり壊したらどうしようとも思います。
エアコンが効いていて助かりました。私のあとに入った年齢の高い女性ですが、膝が悪いので正座は難しいと言ったところ、なんと椅子が用意されました。
③観光地だけを歩くのではなくて、犬山善光寺と犬山成田山という僅かに山登りらしいところにも行くことが出来て、ちょっと嬉しかった。
④この犬山市を歩いた週末に広島市では、G7サミットが開かれていまして。そっちのニュースやら、色々なかたがたの呟きやらをチェックしながら歩きました。
私は、今回のG7サミットを成功だったと思いますし。G7の7人に加えて、ウクライナのゼレンスキー大統領も、韓国のユン大統領も慰霊碑へ献花したことは歴史的だ、とも思います。