まさひとです。こんにちは。
9/23の台風15号による大雨で、静岡県内ではあちこちに床上浸水など被害が出ています。
最近繰り返し私がお見舞いに訪れている身内は、静岡市内に住んでいるのですが。玄関のすぐ下まで水が来たそうです。車は水に浸かってしまったそうで、これから電話するみたい。
他に、断水もしているそうで。なるべく早くに直ると良いのですが。
さて、本題です。9/10に私は静岡市内で身内のお見舞いをして、そのまま静岡市に泊まっています。翌9/11は静岡市にいる先輩たちと、この辺りのどこかへ山登りしてから愛知県内まで帰る予定でした。
しかし。ここずっと雨ばっかりで、9/11も普通の山登りが出来るのかどうか怪しい感じでした。先輩たちと相談して、では函南原生林をぐるっと歩いて回ろうと話がまとまりました。
ここだったらルートが整備されていて、少しぐらいの雨でも問題ありません。眺望は最初からありませんから、雨でも関係ないです。原生の森公園にはトイレがあります。そして、距離も標高差もそこまで大変ではありません。
もちろんここも本来のベストシーズンは、花が咲く3月~5月か、紅葉の10月末~11月半ばあたりでしょうが。今こういう状況だから混雑する時期は避けて、なるべく空いている時に行こうというわけです。
当日のGPS記録はこちらです。
函南原生林 - 2022年09月11日 [登山・山行記録] - ヤマレコ
静岡県自然観察ガイドブック第21号「函南原生林」のリンクを貼っておきます。
https://www.pref.shizuoka.jp/kankyou/ka-020/kankyokyoiku/documents/21kansatugaido.pdf
函南町のホームページから、原生の森公園のリンクを貼っておきます。
一緒に行ってきた大先輩のブログもリンク貼っておきます。
では、写真を見ていきましょう。
原生の森公園に車を置いてスタートします。珍しく晴れていて、暑くなりそうな感じ。池の周りをぐるっと回ります。

池の奥から、沢沿いに上流側へ進みます。林道へ出たらすぐの、ヘアピンカーブから原生林に向かいます。入り口には不伐の森の石碑と、もうひとつ何が書いてあるのか全然読めないが大きな石碑もあります。

本格的な登山ではありませんが、なかなかけっこう登っていきます。かなり昔にここをひとりだけで歩いているのですが。何も覚えていないなあ。原生林の中に、学習の道というぐるっと一周するルートがあります。

この辺りで、確か笹の種類の話をした気がしますが。

あちこちに巨大なブナやカシがあり、ルートには説明も出ています。この写真の場所の近くに、函南原生林を象徴する巨大なブナがあったのですが。今はありません。

巨大なカシです。「アカガシNo.1」と表示されています。700年だとか。眺望は無いけれど、これらの巨大な木々を見るだけでも価値がある、と思います。

この鉄塔がある辺りがいちばん標高高いのかな?ここも眺望はありませんが、日差しが入って明るいし、時間もちょうどよかったので、大休憩となりました。

鉄塔の手前ぐらいから、しばらくはトラバースになります。鉄塔を過ぎるとルートは急に下って、沢の源流を渡ります。

沢の源流を渡ります。ヒメシャラって山の中にあるとわりと目立つ木肌なんですが。この原生林には、めちゃくちゃに大きなヒメシャラがいっぱいあって。びっくりしました。こんなにも大きくなるのだなあ。

巨大な赤樫があります。500年だとか。「アカガシNo.2」と表示されています。幹がねじれていて、存在感が大きい。

沢の源流を渡ります。木道を渡してありますね。何となく、全部がこういう木道だった気がしていました。

平く広がったところにベンチやテーブルが設置してあって、何度目か分からない休憩です。このすぐ先が、学習の道の分岐点です。

ここは往きでも休憩したのですが、また帰りでも休憩です。学習の道を離れて、原生の森公園へとつながるルートの一番上のところです。

原生の森公園まで来ると、気持ちのいい遊歩道です。

池を超えたらすぐに駐車場です。お疲れさまでした。

あとは「かんなみ仏の里美術館」へ寄って、大先輩をJR富士川駅まで送ってから、愛知県内まで帰りました。
今回も感想を4点挙げておきます。
①今こういう状況だから、まずはとにかく山登りが出来たことに感謝します。感染症もあるし、ずっと雨ばっかりで、さらにはロシアがウクライナへ軍事侵攻していて、何もかも全てが値上がりしていて。だから、もちろん欲を言えばきりがないけれど、まずは山登りが出来て良かった。
②山登りへ出掛ける以上は、出来れば眺望が良いと嬉しい。けれど。ここは原生林を歩くので眺望が無いけれど、ここにしかない巨大なブナやカシがあって。それはそれで、行ってみる価値があるんじゃないかな、と思いました。ルートは整備されていて、距離も標高差もそこまで大変じゃないですし。
③今回参加された女性陣ですが。「それなりに登ってきたつもりでいたけど、まだまだ登ったことのない山々が地元にもあるものなんだなあ」と言っていまして。標高が高くて有名なところは、そこそこ登っていても、そうじゃないところは地元でも登っていないものなんです。
④終わってから私たちは「かんなみ仏の里美術館」へ寄ってから解散しています。この美術館は、ずっとこの地域に伝わってきた仏像を展示していますが、非常に素晴らしい。断然オススメです。
かんなみ仏の里美術館 | Kannami Buddha statues Museum