まさひとです。こんにちは。
もう10月ですが。まだまだ暑いです。彼岸花を見るたびに、どうにか都合をつけて、お墓参りにも行かなくちゃ、と思います。私なりに毎日の役目を頑張っていますが。うまくいくことばかりでもなくて。ううむ。まあ、とにかく、何とかやりくりしています。
さてさて、本題へ戻ります。9/17に私はひとりだけで、南アルプスの山梨県にある夜叉神ヒュッテから夜叉神峠を経て、大崖頭山(おおがらあたまやま 2186.4m)まで往復してきました。
世の中は新型感染症が過去最高に大流行しています。しかしこの9月の連休が、いわゆる夏山シーズンの最後でもありまして。山登りに出かけたい気持ちは、もちろん大きかったのですが。どこへどう行くのがより安全なのか、ずっと考えていました。
本来なら2泊するような、欲張った山登りに行きたいものですが。混雑する山やルートを避けて、山小屋での宿泊もなるべく避けよう、と思いました。色々と調べて考えて。今回は9/16に夜叉神ヒュッテで前夜泊して、9/17に大崖頭山 まで往復しよう、と決めました。
ポイントを幾つか挙げておきます。
夜叉神ヒュッテだったら、ひとりだけでも個室に泊まるので。大部屋で知らないひとたちと一緒に寝るよりも、まだずっと安全側でしょう。
夜叉神ヒュッテまで自分の車で行くのなら、バスに乗り合わせて行くよりも安全側でしょう。
こういう状況でもないと、大崖頭山なんて、まず行かないところです。
雨などで山登りを直前になって中止した場合でも。夜叉神ヒュッテだったら、泊まって食事するだけでも十分にアリかな、と思いました。
当日のGPS記録はこちらです。
夜叉神峠から大崖頭山 - 2023年09月17日 [登山・山行記録]-ヤマレコ
ここは頂上の三角点は「 大枯頭」らしくて、だから大枯頭山でも正しいらしいです。
では、写真を見ていきましょう。
朝5時前から大型バスが次々とゲートを超えて、広河原に向かって行きます。それを見ながら私は、夜叉神ヒュッテで朝ご飯を頂いて、2度寝して、6時50分ぐらいに山登りをスタートしました。
山登りをスタートしてからも、次から次から追い抜かれていきまして。まあ、仕方ない。私は私のペースを守って、私の山登りをするのです。
8時ぐらいに、下りてくるかたとすれ違いまして。いったいどういうコースで山登りしてきたのか不思議でした。
綺麗な森です。ルートも整備されていて、感謝です。
どこだったか、中学生ぐらいの団体さんとすれ違いまして。引率するほうが大変というか、それなりのガイドへお願いしているのかなと思いました。
8時半に、ようやく稜線まで登り切りました。ここの稜線までは、どうしても来てみたかった。この先は天気と体調と時間など状況次第ですが、大崖頭山まで行けるかなと思いました。夜叉神峠小屋まで来ると、北岳と間ノ岳の眺望がありました。しばらく待ちましたが農鳥岳は、ずっと雲の中でした。
夜叉神峠小屋にてホットコーヒーを頂き、花を見ながら、御主人とちょっと話をしました。おそらくこの9/17も、午後には雲がいっぱいで、夕方から雷ではないか、とのこと。そういうわけで、ほどほどに夜叉神小屋を出発します。11時を目安に、どこまで行くのか考えることにします。
平坦なところがあんまり無くて。ずっと登ってます。やれやれです。どの辺りだったかな、猿が6頭ぐらいけっこう近くにいました。他の登山者が、猿を刺激しないか、ヒヤヒヤしました。
10時45分に杖立峠まで来ました。状況しだいでしたが、では予定通りに大崖頭山まで行ってみるとします。杖立峠から大崖頭山までは、踏み跡とテープがあるくらいで、一般向けのルートではありません。
巨大な倒木が横たわっていました。誰に知られることもなく。ただ、静かに存在していて。ここだけ空が開いており、やや明るかった。大きな存在感がありました。
大崖頭山の頂上、というか三角点があるところです。この先にも踏み跡が続いていましたが、私はここまでにして引き返すとします。
三角点から杖立峠へ戻るルートは、途中で直角に曲がるのですが。曲がるべきところを、私はうっかり直進しまして。気が付いて戻りました。この写真のところです。幾つかのピンクテープを付け足しておきました。
改めて、11時半に杖立峠まで戻りました。時刻もスペースもちょうどいいから、昼ご飯にします。夜叉神ヒュッテで作って貰った弁当を頂きました。
杖立峠を12時に出発して、予定通りに夜叉神ヒュッテへ戻るとします。登ってくるかたも、下ってくるかたもいます。私は日帰りで往復ですが、みなさまはどこから来て、どこへ行くのだろうと思います。
正午を過ぎて、段々と雲というかガスが出てきました。こんな時間帯なのに薄暗いです。ありきたりな感想ですが、森が綺麗でした。標高差はけっこう大きくて、体力的に楽なルートではないです。
夜叉神峠小屋まで戻りました。さすがに雲がいっぱいで、眺望は無いですね。小屋でバヤリースオレンジを頂きまして、こんなにも美味しいかと感激でした。
高谷山も行けるかな、と思いましたが。時間と天候を考えて、今回はやめておきます。まっすぐ夜叉神ヒュッテへ戻ります。
13時を過ぎてからも、次々に登ってくるかたとすれ違います。みなさまどこまで行く予定なのかな。今回のルートは、ガレとかザレとか、危険なところがほぼ無いので。そういう意味でも安全側な気がします。
14時に登山口まで問題なく下りてきました。お疲れさまでした。片付けを終えてから、改めて夜叉神ヒュッテでご挨拶して、ソフトクリームを頂きます。とっても楽しかった。温泉など心ひかれましたが。結局どこへも寄り道せず、20時ごろ愛知県内へと問題なく帰宅しています。
今回も感想を4点挙げておきます。
①思っていたよりもずっと、標高差が大きくて、登りでがありました。そして、森が綺麗でした。こんな状況でもなければ、わざわざ登ったりしたのか分かりませんが。行ってみて良かった、と思います。
②杖立峠から大崖頭山までは、踏み跡とテープがあるぐらいで、いわゆる一般向けの整備されたルートではありませんが。今回行ってみて、ここがダントツに印象深かったな。巨大な倒木があって、静かな存在感が強かったし。苔が綺麗だった。
頂上というか三角点からの帰り道で、進行方向が直角に曲がるところに気が付かずに、直進してしまって。慌てて戻ってから、その直角に曲がるところへ、幾つかピンクテープを付け足しておきました。
③私が夜叉神峠の前後を歩いていた13時ごろでも、下から登ってくるかたがたが多くて。どこまで行く予定なのかなと、心配になりました。もちろん経験者が分かっていてやっているのなら、まあ、お好きなようになさればいいのでしょうが。若くて、装備がピカピカで、あんまり経験の無さそうなひともいまして。うーん、どうなんでしょうか。
④夜叉神ヒュッテが、色々と素晴らしかったですね。相部屋とか雑魚寝ではなく、ひとりだけで個室に泊まっていて。晩ご飯も、朝ご飯も、お弁当も美味しかったし。こんな山の奥に在りながら、お風呂があってウオッシュレットのトイレもありました。あと、部屋にはエアコンもありました。