12/26に小牧山&小牧宿へ。

まさひとです。こんにちは。あけましておめでとうございます。

 

旧年の2020年かつ令和2年は、難しくて、厳しい年でした。世の中はCovid19のために、ずっと振り回されてきましたし。個人では3月末から愛知県内へ転勤して、生活の基盤を全部いちから作り直しています。

 

 

 

 

そうだなあ、2020年といえば、あんまり注目されませんでしたが。9月27日から11月10日までにアゼルバイジャンアルメニアの間で行われた、ナゴルノ・カラバフ紛争が私には強烈でした。この現代で、領土の問題を、本当に武力で解決するなんてねえ。

 

9/27に紛争は、突然始まった印象でしたが。アゼルバイジャン(とトルコ)は、何としてもやるつもりでずっとずっと準備してきたのだなと思いましたし。アルメニアや周りは、そういう準備に気が付かなかった。

 

 

 

 

ただ、アルメニアは、10月の半ばには劣勢が決定的になって。これだとアルメニアは、一般の市民を巻き込んでの大規模な市街戦とか、そういう悲惨な展開が避けられないなと思っていたら、11/10急展開で和平が決まって、すぐにロシアが紛争地に監視団をどかんと送ってきた。

 

アゼルバイジャン(とトルコ)は、ちょっと勝ち過ぎた気がしますが。どうなんでしょうか。まあ、しかし。国民同士が憎しみあっていて、戦闘の継続を求めているのは、将来が難しいのだろうなあ。

 

 

 

 

まあ、なんにせよ、新年の2021年かつ令和3年が、良い年になるように私も願っています。

 

 

 

 

さて。12/26ですが私はひとりだけで、小牧山や小牧宿を歩いてまわりました。もともとここ数年は年末になるたびに、街道や宿場を歩いてきました。1年前の事任八幡宮から金谷宿までの旧東海道歩きは、すごく楽しかった。

 

街道って、現代でも流通の拠点になっているところは、車の通りが激しいのです。だから12/30あたりの、車の通りが減る時期が安全なのです。しかし今年は天気や時間の都合がつかなくて、12/26にどこかへ行こうと思いました。

 

 

 

犬山城とそのまわりも行きたかったのですが、結局、今回は小牧山と小牧宿に行くと決めました。犬山城のほうがずっと混んでいるだろうし、小牧宿だったら誰もいないと思いました。

 

小牧宿のあたりだって、見どころはあるけれど。街道らしい雰囲気って、ほとんど残っていません。

 

 

 

 

当日のGPS記録はこちらです。

小牧山&小牧宿を歩く - 2020年12月26日 [登山・山行記録] - ヤマレコ (yamareco.com)

 

幾つかのリンクを貼っておきます。

 

小牧山と城跡

小牧山 - Wikipedia

 

小牧宿

小牧宿 - Wikipedia

 

上街道

上街道 (木曽街道) - Wikipedia

 

木津用水

木津用水と入鹿池[六人衆の効]―濃尾用水拾余話 (suido-ishizue.jp)

 

 

 

 

では、写真を見ていきましょう。

 

 

 

 

名鉄味岡駅からスタートです。まずは岩崎山へ行きます。岩崎山には熊野神社があり、五枚岩で有名なところです。非常に申し訳ありませんが、五枚岩を実際に見て、黒はんぺんみたいだな、と思いました。

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しばらく新木津用水に沿って歩きます。尾張の国における治水利水の歴史で、この木津用水が果たした役割はたいへんに大きい。

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最初から分かっていることですが、あんまり街道っぽい雰囲気は無いですね。

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このへんだけは、交通の中心から逸れているので、ちょっとだけ街道っぽい。ところどころには古い住宅もあります。

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小牧市の中心街へ入ります。この写真は玉林寺で、真ん中の緑青色のオブジェが小牧観音の背中です。通りを挟んで反対側には西源寺があります。どちらのお寺も大きい。

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小牧神明社です。ここも大きい。お正月の準備に追われていました。

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合瀬川(木津用水の第一段目)を渡ります。

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では、小牧山へ登っていきましょう。城跡の大手から進みます。土塁と空堀が見えます。小牧山城の大手は、一直線に登るのですね。軍事基地なのに。珍しいというか、不可解というか。

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小牧山は標高85メートルほどで、頂上には小牧市歴史館があります。外見は天守閣みたいですね。

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小牧市歴史館の最上階は展望台になっています。これは東側を見ています。真ん中の山が猿投山だと思います。

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小牧山を離れて、街道歩きの続きへと戻ります。

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岸田家住宅です。小牧宿では脇本陣を務めていたところです。このあたりに本陣とか小牧御殿とかがあったそうですが。何も残っていませんねえ。

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三十番神宮です。

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外山神宮です。この場所から銅鐸が発見されて、小牧市歴史館に展示されています。

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南外山八幡宮です。ここは南外山城の跡だそうですが、それらしい構造物は良く分かりませんでした。

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あとは名鉄の間内駅へゴールしています。

 

例年だったら、どこかの飲食店で飲み食いしたり、温泉へ寄り道したいところですが。世の中の状況を考えて、どこにも寄り道せずに帰宅しています。いましばらくは仕方ない。どうにもならない。しかし、いつかまた改めて飲み食いとか、温泉とか必ず行きたいです。

 

 

 

 

今回も感想を4点挙げておきます。

 

 

 

 

①残念ながら、世の中の状況が良くありません。早く良くなるように願うばかりです。そして山登りや街道歩きも、人混みを避けて、医療機関に負担が掛かるような展開だけは避けようと思いました。


たぶん誰もいないから、小牧宿を歩こうと決めました。小牧山だけは、散歩している家族連れもいましたが。他のところは誰もいなかったし。

 

 

 

 

②私は個人的に、各地に残る城跡で天守閣を再建するのは、あんまり支持しません。というよりも、もともと天守閣が存在しなかった城跡に、天守閣を再建してしまうなんて、歴史に対しても建築建設に対しても、非常な冒涜だと思います。


どうしても再建するなら、天守閣があったところに当時の材料を使ってやればいいんじゃないの?耐震や耐火の面で建築基準には合致しないかもだけど。

 

 

 

 

③市街地で街道歩きをしていると、あんまり休むところがありません。本来なら飲食店へ入って休むのでしょうが、今はちょっとやりづらいですね。


今回は神社の中や公園にあるベンチで休みましたが。

 

 

 

 

④こういう地味な街道や宿場を歩くと、もっとずっと派手な街道や宿場にも行ってみたくなります。


というわけで。奈良井宿から薮原宿までの鳥居峠越えとか、軽井沢宿から坂本宿(横川駅)までの碓氷峠越えとか、箱根峠超えとか、いつかぜひ行ってみたいですね。天城峠越えもやってみたいなあ。