1/10に明治村へ。

まさひとです。こんにちは。

 

 

 

 

私は、山登りやサッカーが好きなんだけど。現状だとスポーツは、恵まれた環境に生まれたひとたちだけに許された贅沢、だと感じるし。更に言えば勉強でさえも、恵まれた環境に生まれないと難しい、と感じるなあ。生活保護を受けている世帯だと、子供は今でも大学進学が禁止だからねえ。

 

生活保護、という制度ができた最初のころですが。生活保護を受けている世帯の子供は、何と、高校進学が禁止されていまして。もちろん、働くことが出来るひとは基本的にみんな働いてね、という主旨を理解しなくはないけれど。さすがに、ちょっとねえ、どうかと思う。

 

制度ができて、年月が経って。現状でも大学進学は、通信教育とか夜間だったら進学しても問題ないみたいだし。防衛大学校など就職でもあるところも、問題ないみたいだけれど。いわゆる普通の大学はダメなんだよね。働け、ということなんだろうけどね。

 

生活保護を受けている世帯が、過剰な贅沢を許されないのはある程度仕方ない、とも思う。けど。だからって子供の大学進学を禁止するのは、どうなんだろうなあ。私は賛成しかねるな。世帯分離の話も知っているけどね。

 

 

 

 

さて、1/10ですが。私はひとりだけで、愛知県犬山市にある博物館明治村を見て回りました。

 

もともとは私が愛知県へ転勤してから、今まで静岡県内でずっと一緒に山登りをしてきたかたがたと、明治村に行きましょうって計画してきました。

 

ですが、どうにも世の中の状況がよくありません。ふだん一緒に生活していないひとたちと不要不急の外出は控える方が望ましいので、計画は中止となりました。

 

とはいえ、ひとりだけで、飲食店や乗り物に入らないのなら、ダメではないだろうと考えまして。今回はひとりだけで、明治村を見て回りました。

 

混むときは、明治村って猛烈に混んでいるそうですが。こういう世の中の状況だから、とても空いていました。大型観光バスが1台も停まっていなかった。

 

 

 

 

当日のGPS記録はこちらです。

明治村を見て歩く - 2021年01月10日 [登山・山行記録] - ヤマレコ (yamareco.com)

 

幾つかのリンクを貼っておきます。

 

博物館明治村 ーー公式サイト

 

博物館明治村 : レトロな建物を訪ねて (exblog.jp) ーー私がいつも参考にしているブログ。

 

フランク・ロイド・ライト - Wikipedia

 

帝国ホテル - Wikipedia

 

 

 

 

では、写真を見ていきましょう。 

 

 

 

 

北口から入場してすぐに、SLと転車台がありました。

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帝国ホテルの中央玄関です。明治村の顔みたいな存在です。だからここは猛烈に混んでいることが多いのですが、今こういう世の中の状況でもあり、写真のようにガラガラでした。

 

アメリカの建築家フランク・ロイド・ライトによる設計です。帝国ホテルやクラシックホテルと、ライトや各分野のお雇い外国人たちの数奇な運命は、私のように日本の近代史が好きなものにとって、非常に興味深いです。

 

帝国ホテルのライト館は、1923年の9月1日に落成記念披露宴が開かれる予定だったのです。が。まさにこの日に、帝国ホテルは関東大震災に襲われます。しかし多くの建物が倒壊したりするなかで、帝国ホテルは、ほぼ無傷でした。

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右側は金沢監獄の中央看守所と監房です。左側は宮津裁判所の法廷です。

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真ん中が隅田川の新大橋です。

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池が凍っていました。左側に小那沙美島燈台があります。右側の真ん中が東京駅警備巡査派出所です。

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左側が呉楽座で、右側が半田東湯です。

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歩兵第六連隊の兵舎です。ここの中は当時の机やベッドとか軍服が展示されていて、三八式もありました。

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真ん中がハワイ移民集会所、右側がブラジル移民住宅、左側は六郷川鉄橋と尾西鉄道蒸気機関車1号です。

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右側が日本赤十字社の中央病院病棟です。奥には第四高等学校の武術道場です。

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レンガ通りを挟んで、右側の手前が札幌電話交換局です。左側は千早赤阪小学校講堂。

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レンガ通り沿いには建物が連続します。右側は第四高等学校の物理化学教室です。左側は東松家住宅。

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三重県庁舎です。ここの中では明治の時計が展示されてました。

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左側は大井牛肉店です。ここでは今でも!牛鍋を提供しています。

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正面は三重県の尋常師範学校(のちに蔵持小学校)で、ここの中は教科書などが展示されています。左側は近衛局本部付属舎です。

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森と日本庭園を抜けると、入鹿池のほとりに出ます。右側は東京盲学校の車寄です。

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長崎居留地二十五番館です。

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名残は尽きませんが、時間も時間だからほどほどに終わるとします。また、来ます。

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あとはお土産として、帝国ホテルのチョコレートと野菜スープと、さらには電気ブランを買って帰りました。なかなか楽しかった!

 

 

 

 

今回も感想を4点挙げておきます。

 

 

 

 

①屋外を5時間ほど歩きましたが、楽しかった!展示されている建物が本物であり、しかも解説が充実しています。観光地というかテーマパークですが、大人向けだなあと思いました。

 

 


 
②今、こういう世の中の状況だから。中に入ることが出来ない建物も多かったし。村内にある飲食店も乗り物も、ほぼ全てを今回は諦めていて、ちょっと残念でもありました。いつかSLその他にも乗りたいですし、大井牛肉店にて明治の牛鍋を食べてみたいものです。

 

 

 

 

③村内は、植木や石垣が非常に手入れされています。いわゆる見どころではありませんが、山登りをやっている人間から見ると、とても素晴らしい。入鹿池も素敵です。お花見を兼ねて来るのがおススメではないか、と思いました。

 

 

 

 

④最後に。明治の時代背景を考えるなら、どうしても軍隊と戦争の存在は外せない、と私は思うのですが。あんまり展示されていませんね。軍隊と戦争は、どうしても明治ではなく昭和のイメージや記憶が強いのかな?

 

まあ。明治村はあくまでも建築を中心として網羅的に集めた民間のテーマパークだから、これはこれでいいのかもしれませんが。

 

逆に言うと。本来なら明治村などの民間ではなく、国が、軍隊と戦争について集めることが出来る全てのものを集めて公開したほうがいいのかな、とも思いました。