8/11~12に、長野県へ(前半の8/11ぶん)。

まさひとです。こんにちは。

 

 

 

 

私は愛知県内というか、尾張の国の北部に住んでいますが。きのう8/15に上陸した台風7号は、それなりに雨も風も影響あったけれど、大きな被害はこの周りに無さそうですね。

 

いま8/16の10時ですが、静岡県中部は雨が酷そうですね。岐阜県も。日本海にある台風へ向かって、湿った太平洋の南の空気が大量に流れていて。南アルプスと富士山、それから北アルプスという2枚の壁に当たって、強い雨を降らせてますね。このあと台風の位置が変わると、雨の範囲も変わりそうですが。心配です。

 

 

 

 

さてさて、本題に戻ります。8/11から私も夏休みです。今年は8/11~12に、長野県へ行きました。前半の8/11は、岡谷市内をあちこち見て回ってから、塩尻市内で宿泊しています。後半の8/12は、鉢伏山へ登りました。

 

朝それなりに早く愛知県内を出発して、岡谷市へと移動します。夏休みでもあり、中央高速がもっとひどく渋滞するかと覚悟していましたが。まあまあ、ほどほどに到着できました。という訳で結局5時間ほど、岡谷市内を見て回ることが出来てラッキーでした。

 

岡谷市は戦前の日本の製糸業において、中心地のひとつでした。見どころが多くて、ずっと前から行ってみたい場所でした。

岡谷市 - Wikipedia

 

 

 

 

イルフプラザの隣にあるアミューズメント施設ビルの3階以上が市立駐車場となっていて、いったんここへ車を置きました。ここだったら最初の何時間かは無料だからです。5階に停めましたが、サスキチ味噌の煙突が同じぐらいの高さにあります。ずっと奥に見えている山々は、どこが何でしょうか。

 

 

 

 

まず、岡谷美術考古館へ行ってみます。1階では個展が開催されていましたが、そっちは何だかイマイチ良く分からなかった。2階ではこの地から出土した土器などと、この地域と縁のあった美術家たちの紹介がありました。

市立岡谷美術考古館市立岡谷美術考古館

 

 

 

 

岡谷駅です。こっちも、確かに暑いことは暑いのだけど。中京圏とかに比べたら、まだ涼しいし。何よりも湿気がぐっと少ないです。それと、駅前に「ララオカヤ」というデパート兼ショッピングセンターが昔ありましたが、どうやら閉館して長いらしかった。

 

 

 

 

次に、旧林家住宅へ来てみました。ここは本当にすごかった。写真は門をくぐってすぐにある主屋の、一般向けの出入り口です。

旧林家住宅/岡谷市

 

 

 

 

上にリンクを貼ってあるサイトから、一部分を引用します。

 

明治9年天竜製糸所として創業した一山カ林製糸所の初代林国蔵の旧住宅。明治30年代に建てられ、40年秋にほぼ完成した。林国蔵は開明社の年番社長をつとめ、生糸の品質管理システムを構築し、日本の製糸業発展の基を築いた。住宅は主屋と離れの座敷、茶室、洋館に分かれ、主屋の南側には繭倉庫の形式をとどめる土蔵が並ぶ。西洋装飾の芸術、「金唐革紙」と呼ばれる壁紙が張り巡らされている和室や欄間彫刻の希少価値は高い。

 

 

 

 

スタッフのかたが、一通り説明してくれまして、感謝です。色々な注目点がありますが。これほどのお屋敷でありながら、主人の過ごす部屋が、上等な素材を使いながら質素な作りでした。そのわりに、あちこちの欄間の彫刻が、非常に凝ったものでした。写真の、中庭の樹木がどれも大きいですが、こういう仕様なのかなあ。使われているガラスが手拭きで、今ある工業製品ではないものでした。

 

 

 

 

主人の生活のための主屋と、それとは別に仕事するための離れた建物があります。どちらの建物も、金唐革紙という随分と変わった壁紙を用いてあります。他にも蔵が幾つかあったな。壁紙も、庭も、材木や細かい意匠も、見ていて飽きません。

 

 

 

 

仕事するための離れた建物には、お客さん用に西洋風の入口と玄関と応接間があります。他は全て和室です。洋風の応接間に続けて、何故か風変りな、パッと見ると茶室っぽい部屋もありましたが。お湯をどうやって確保したのだろう。

 

 

 

 

林家住宅を出ると、時間も12時を過ぎています。お昼ご飯にしましょう。岡谷駅の中というか横へ引越されたばかりの、お食事処「よしの」さんに伺ってみます。他にも気になるメニューは多いのですが、ここは名物のソースカツ丼を頂きます。

お食事処 よしの – 岡谷市にあるお食事処よしの

 

 

一般に「かつ丼」というと、卵とじですが。こういう卵とじではないかつ丼も、それはそれで私は好きですね。どこにでもある料理ではないので、あれば食べておくようにしてます。

 

 

 

 

「よしの」さんを出てから、岡谷駅の周りやイルフプラザをぶらぶらしました。暑いし、ちょっと疲れていますが、やっぱり岡谷蚕糸博物館「シルクファクトおかや」も見に行こうと決めました。歩くには離れているので、駐車場へ戻って車で移動しています。

 

 

 

 

岡谷市諏訪湖周辺の歴史と文化において、シルク産業は大きな存在でした。その製糸業の成り立ちの歴史から、実際に使われてきた機械とか文書などを収蔵して展示しているところ、と私は理解しています。

岡谷蚕糸博物館 | シルクファクトおかや

 

 

 

 

この時は「日本茜・日本紫根 染織三人展」が企画展示されていました。茜色と紫色にシルクを染めて、服とかを作るのですが。写真の手前に並んでいる椅子の前で、そういう製作の作業風景が放映されてました。

 

 

 

 

実際に製糸業で使用されてきた機械がたくさん展示されています。この奥にあるスペースでは、今でも職員が作業し、機械が稼働していて、シルクを作りだしています。文字ではうまく伝わらない、暑くて湿った空気とか特有の匂いがこういう産業遺産の展示では貴重だろう、と私は思います。

 

 

 

 

シルクファクトおかやを出たら、塩尻市へ移動します。15時になったら、チサンイン塩尻北インターへチェックインします。

チサン イン 塩尻北インター │ ソラーレ ホテルズ アンド リゾーツ【公式】

 

 

 

 

今回は、朝食付きのシングルルーム禁煙に泊まりましたが。翌朝は早くスタートしたほうが色々な面で安全側だ、と考えを夜中に改めまして。結局、朝飯開始の6時半よりも早くにホテルを出発しています。部屋もフロントも綺麗です。駐車場が広くて無料で、部屋と駐車場を繰り返し往復できるのは、非常にありがたい。

 

 

 

 

晩ご飯はホテルの近くにある食堂SS広丘店へ行きました。

SS ドライブイン広丘店 (エスエス) - 村井/食堂 | 食べログ

昭和のイメージの、街道沿いにある食堂です。メニューの品数が莫大です。地元の家族連れや、仕事を終えたかたがたで賑わっていました。

 

まずは瓶ビールと、モヤシ炒め、揚げ出し豆腐を頂きます。瓶ビールをお代わりして、タコの唐揚げ、ネギトロも頂きます。日本酒を頼んで、最後に親子丼を頂いたような気がします。もっとたくさん飲んで食べていたかもしれない。

 

 

 

 

8/12の後半へと続きます。