村上春樹の短編「トニー滝谷」をオススメ。

まさひとです。こんにちは。

 

 

 

 

いま私は、転勤に伴う引越しの真っ最中です。勤務先も家族も、それぞれに抱えている事情がありますし。電気ガス水道やNHKにインターネットその他、いろいろと手続きが大変ですが。とにかく、うまくいくと良いなと思います。

 

5/3にダンボールが届きまして、この連休中に準備します。

5/14(木曜日)午後に静岡県内で積込みして、

5/15(金曜日)午前に愛知県内へ荷下ろしして、

5/16(土曜日)に片付け、という予定です。

 

 

 

 

5/17(日曜日)が予備日ですね。晴れると助かるなあ。。。新しい住まいのカギをいつどうやって受け取れば、うまくいくでしょう。

 

個人的には、こういう世の中の状況でも、転入や転出とか運転免許の書き換えをするために、平日の昼間に市役所や警察署の窓口で並んで待って手続きをするのが、今でもこれからもあるべき姿なのかな、どうなんでしょう、と思います。

 

 

 

 

さて。以下は、他のところ向けに書いて出したものですが。私のブログにも転載します。はじめて下書きをTwitterで書いてみましたが、やれば出来るものでした。

 

https://twitter.com/masahito0989/status/1253985596625702913

 

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作品のウィキを貼っておきます。

トニー滝谷 - Wikipedia

 

文藝春秋社の公式サイトも貼っておきます。

文春文庫『レキシントンの幽霊』村上春樹 | 文庫 - 文藝春秋BOOKS

 

文庫本の表紙を公式サイトから貼っておきます。

f:id:masahito0989:20200418135526j:plain

 

 

 

 

 以下は、あくまでも個人的な感想に過ぎません。

 

 

 

 

村上春樹の代表作のひとつに、「ノルウェイの森」があります。「トニー滝谷」など、たくさんの村上春樹の作品を読んだ後にノルウェイの森を読みかえすと、改めて気が付くことがありまして。

 

ノルウェイの森」で主人公のワタナベくんは、遠く遠く離れている療養所まで電車とバスを乗り継いで、直子に会いに出かけるわけですが。一般的な村上春樹の作品だったらここが、現実的な遠くにある療養所ではなく、すでに死んでしまったひとの魂がまだ残っている場所へ、主人公は会いに出かけるだろうと思います。

 

 

 

 

だから、「ノルウェイの森」の最後のほうですね。療養所からワタナベくんがいる東京へ、直子の話をするためにレイコさんが出かけてくる場面があるのですが。そこでレイコさんはワタナベくんへ、るる述べた最後にこういうセリフを言います。

 

「私はあなたにそれを言うために寮を出てわざわざここまで来たのよ。はるばるあんな棺桶みたいな電車に乗って」

 

 

 

 

あくまでも「ノルウェイの森」では、レイコさんの長く長く続くセリフの最後に、「棺桶みたいな電車に乗って」と暗示されるだけですが。これが一般的な村上春樹の作品だったら、療養所など現実的な場所ではなく、すでに死んでしまったひとの魂がまだ残っている場所に、時間と空間と生死を超えて行ったり来たりする展開になるだろうなと思います。

 

だから作品には、はっきり書かれていませんが。ひょっとしたら、直子も、レイコさんも、ずっと前にすでに死んでしまっているのだろう、という気がします。すでに死んでしまったひとの魂が、触れて、交わっている。

 

 

 

 

トニー滝谷」も、作品としてはこれだけで完結していますが。村上春樹の一般的な作品だったら、むしろここから物語はスタートしていくだろうな、という気がします。